言葉の物語
<迷ーまよう・メイ>
「迷」というと『迷宮』。
事件が起きました。そして、時の経過とともに「迷宮」入
りとなりました。
ラビリンス!
クレタ島のミノス王が、妻パシパエが牡牛と交わって
産んだ牛頭人身の子、ミノタウロスを閉じ込めた迷宮。
それ以後、毎年数人の若者が生贄としてミノタウロスに
捧げられます。
これを救おうとアテナイの英雄テセウスが、ミノタウロス
退治に乗り出す。
ミノス王の娘アドリアネは、迷宮から脱出できるように
テセウスに糸を渡します。
そして、見事ミノタウロスを退治したテセウスは、
この糸をたどって戻ってくることが出来ました。
二人は恋仲になり、島を出奔します。
これを知ったミノス王は、迷宮を作ったダイダロスの
責任として、息子のイカロスと一緒に迷宮に閉じ込
めます。
脱出のためにダイダロスは羽を作り、二人で迷宮を
飛び出します。
「イカロスよ、あまり太陽に近づかないように」と注意
しますが、楽しくなったイカロスは髙く高く飛んでいき
ました。
蝋で付けた羽は、イカロスの身体から外れ、イカロス
は海へ・・・・。
第一の辞書
<「迷」は「辵=みち」に「米=多くのもの」で、道が
多すぎでまようの意味を表す。>
第二の辞書
<「迷」は「辵=みち」に「米=小粒でみえにくい」>
第一の辞書が「なるほど」ですね。
迷界(めいかい)
迷いの世界ということで、この世のことを言います。
迷信
科学的根拠のないことを信じること。
次の説明は少しおかしいと思います。
「健全でない宗教を信じること。」これは「カルト」で
しょう。
迷信は宗教が薄れたところに現れると言います。
迷信や占いは、宗教が無い所のものなんですと。
迷津(メイシン)
渡し場の所在を踏み迷うことで、方向を迷うこと。
仏教では、衆生が迷い苦しむ三界六道をいう。
三界は欲界、色界、無色界。
六道は地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上。
天人も五衰するといい、輪廻の内にあります。
ここが仏教の素晴らしい所ですね。
迷途(メイト)
処世の道に迷う。
仏教の迷いの世界。
迷う者は路を問わず
道を間違え迷う者は、正しい道を人に問わないから。
無知な者は人の教えを受けようとしないために、
独りよがりになって、我が身を滅ぼす。
迷えば凡夫 悟れば仏
仏も本は凡夫なり。
といっても、ええとこのボンボンなんですよ。
人助け 口をだすより 金を出せ
凡夫の大道ひたすらに。ばちあたりですかね。
いや、すでに額は傷だらけ。
迷わぬ者は悟りなし
大いに迷ってはじめてゆるぎない悟りが得られる。
疑問がなければ悟りはない。
大疑は大悟の基。
仏さんに何度も何度も突っかかって行って、
そのたびに諭されて、成長していくんですね。
泣きながら ただをこねても 待つ仏
「ほら、もうすぐたよ。歩きなさい。」
やがてつく 道とはどこぞ 墓の中
死んだら仏とはよく言ったもんですね。
今日一日 幸運でありますように。
誤字脱字ご容赦ください。
