言葉の物語 <禁と祭>
「禁」と「祭」どちらも「示」が下についていますね。
「示」は<神様に生贄を捧げる時の台の象形。
神様を表す。>
二つとも神さんに関係しているんですね。
そして、神が指示するで「しめす」の意味を持つ。
というところで、
<禁>は「林」に「示」で、神の住む所とされる。
そこには、俗人は入ることが出来ず、狩猟が禁止される
聖域でもあります。
立ち入り禁止、進入禁止はよくこの意味を伝えてますね。
映画『禁じられた遊び』は、戦争孤児の男の子と女の子が
愛犬の墓を作り、その墓作りが遊びとしてエスカレートして
行きます。まさしく、神の聖域を犯す禁止行為なんですね。
<祭>は「肉」に「又=て」に「示」で、肉を手で祭壇に捧げる
こと。
神様にお供えをすることは「祭」なんですね。
「御神輿わっしょい」と、大騒ぎするだけが
祭りではないのであります。
他に「示=しめすへん」の字でめぼしいのを調べてみました。
みな神がかりでした。
<礼:レイ>もとは「禮」で「示」に「豊=甘酒」。
甘酒を神に捧げて幸福を祈ること。
礼賛。仏、法、僧を拝み、功徳をたたえる。
エラスムス『痴愚神礼賛』中央公論文庫から、久しぶりに
出版され、買ってしまいました。
<社:シャ・やしろ>は「示」に「土=協同で祀る農地の神」。
のち「つち」のいみに転化。
集合体の意味となる。
<祉:シ>「示」に「止=とどまる」で、神の止まるところ、
さいわいの意味となる。
<祅:ヨウ>は本の字は「示」に「芺=振り乱した巫女の象形」で、
巫女を通して示される神の下すわざわいの意味。
<祠:シ>「司」は神意を言葉によって察知するの意。
春のまつりの意味を表す。
春は牧畜に支障をきたさないように、生贄を用いず
祝詞を主とした。
<祝:シュク>「示」に「口=祈りの言葉」と「儿=跪く姿」で、
幸福を求めて祈ること。これをいわうという。
<祖:ソ>「且」.は肉をのせる祭器の台の象形。
そなえものをしてまつる先祖の意味。
祖神とは、道祖神のこと。
<祓:フツ>は「示」に「犮=生贄の犬を殺すさま」。
不吉な物を除くための生贄で、
はらう、のぞくの意味。
<祐:ユウ>「右」は「たすける」の意味。「示」を付けて
神の助けを意味する。
「祐助」とは神の助け。この名を付けると、誰でも名前負け
しちゃいそう。
<禍:カ>「咼」は「けがれ・ゆがむ」の意味で、神の下すわざわい。
<福:フク>「畐=神に捧げる酒」で、お神酒を上げて酒樽が満ち足りる
<祷:トウ>旧字は「示」に「壽=命の長らい」で、長寿を神に祈ること。 ような幸せを祈る。
先ごろ終了した韓流ドラマ『福寿草』。うらみ、うらみ、うらみの物語!
なぜ題が『福寿草』?
福寿草は冬に雪を割って咲く花で、別名元旦草と言われるそうです。
題は、このように厳しい冬に咲く花からかなと思いますが、
福寿草は毒草でもあります。
また、花言葉の一つに「悲しい思い出」と言うのがありました。
この「悲しい思い出」からだとすると、ピッタリのように思いますが?
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
