言葉の物語
<前ーゼン・まえ>
「前へ進め」「前を見て歩かないと危ないよ!」と
小さい頃よく言われましたね。
ビジネスコンタルタントがよく言うポジティブシンキング?
そんなの、よくよく考えると、小さい頃から教わってるんですね。
「人生も前を見て進まないと危ないよ」。どうですか、
ポジティブシンキングですよ。
第一の辞書
<「前」の「月」の部分は本の字は「止(あし)の下に「舟」で、
進む意味。
それに「刂=かたな」で、切りそろえるの意で、転じて「まえ」>
あれ、切るの意味はどこへ。
第二の辞書
<前半は第一の辞書に同じ。前は剪(そろえて切る)の原字で、
左足を右足の所までそろえ、半歩ずつ進む儀礼で、
正しい歩き方を意味する。>
ここで、切る(そろえて)の意味が出てきましたね。
第三の辞書
<前半は第一、二の辞書にほぼ同じですが「舟=盤の形」で、
盤中の水で足を洗い、さらに刀で爪を切る。これは、
旅立ちの前に先立って行う穢れを祓う儀礼を表している。
この意味からできている字が、剪、揃(そろえる)。>
「前」は元の字がわからないと、まるっきり字源がわかりま
せん。
前事の忘れざるは後事の師
前の事を忘れないのは、後からする事の参考になる。
解ってはいるがついついと。煩悩具足。
前車の覆るは後車の戒め
先人の失敗は後人の戒めとなる。
これを頭に叩き込んでいないと、
前車の轍を踏む
となります。
前門の虎をふせいで後門の狼を進む
次から次へと災難が襲ってくる。
縮めて 前門の虎後門の狼
前人樹を植えて後人涼を得る
老人は功労者です。役立たずと捨て去ってはなりません。
後人の、いまの若者の道を作って来たんです。
前急ぎは後急ぎ
先へ先へと急ぎすぎては、失敗しやすいし、
かえって遅くなる。
先は見えている。もはやあせる気さえもありません。
前飾りの後ろみず
表だけ体裁を作っても。
お里が知れますよ。
前飾り。そんなものもありません。
あるうちは、まだまだですよ。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
