言葉の物語
<父と母>
父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深しといいま
すが、何処の国でも、山は男性、女性は海であるよう
です。
これの後半は「母の徳は海よりも深い」がもと。
良い例が、孟母三遷の話しですね、
「ちち」と言うのは「ち」の重ね語(畳語形)で「ち=父」の
意味。
「ち」は「霊=ち」と関連がありそうで?
「ちち」が濁ると「ぢぢ=爺」、「はは」が濁ると「ばば=婆」。
これ、気付きませんでしたが、面白いですね。
何か面白いことが出てこないかと調べてみます。
まず「父」について。
第一の辞書
<「父」は手に石おのを持った形を表す字で「斧」の原
字。>
狩の姿ですね。働きのない男親は、父の役割をしてい
ないってことですね。
第二の辞書もほぼ同じ。
第三の辞書は少し違ってます。
<斧の頭部に「又=ゆう・手の形」を合わせたもので、
この斧は木を切る斧ではなく、儀礼用の斧で指揮権の
象徴である。
よって、指揮権を持つ人のことである。>
これですね。たた斧を持ってるだけではね。
次に「母」ですね。
第一の辞書
<二つの乳房を持った女性を書いた字。乳で子を育む。>
第二の辞書もほぼ同じで、女の字に乳房を強調してるん
ですね。たいしたものは出てきませんでした。
父母ただその疾を憂う
これには3つの解釈がありました。
①父母はただ子供が病気にかかることを徳に心配してい
る。
②父母に対しては子は父母の病気のことを特に心配す
べき。
③子は父母に自分の病気のことだけを心配させて、
他のことでは心配をかけないようにすべきだ。
親は子供が健やかに育ってくれるか、子は老いた親に
は少しでも長生きしてもらいたいと願うもの。
それだけでも大変な心配事。確かに、他のことでは心配を
かけないようにしなければですね。
父 父足らずと雖も、子は以て子足らざるべからず
父がどうであれ、子供は孝行を尽くして子としての道を守
らなければならんいということ。
理不尽なこともあると思いますが、親に手を上げると死ぬ
まで親はこれを許さない。
これだけは避けなければと思います。
そこでこうもいわれるんですね。
父 父たり 子 子たり
父としての道を尽くせば、子は子としての道を尽くし、
一家は安らかであるということ。
悪人はどちらかと言うと、父親が作っているみたいですね。
父は子の為、子は親の為に隠す
これは人の情。
むやみに避難できることではないですね。
父厳かに 子 孝あり
父が物事のけじめをはっきりとし、威厳を持って生きてい
れば子も父に対して礼儀正しく励むようになる。
母が痩せると子が太る
母親が育児で疲れ果て痩せるほど一生懸命に子供を
育てると、子供は逆に元気に成長するということ。
母親は自分の身を削って子を育てるもの。
その恩を深く感じないといけませんね。
母校
出身校のことですが、母と同じように自分を育ててくれた
所と、改めて思い返さなければ。
2014.1掲載
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
