言葉の物語
<無ーム・ブ・ない>
第一の辞書
<「無」は両手に木のえだなどを持って舞っている様子。
この字を借りて「ない」に使い、「まう」を「舞」の字で
あらわす。>
第二、第三の辞書もほぼ同じ。
無の付く字句も仏教語が多いですね、
無学
[仏教語] 学ぶべきものが無くなった最高位。
修行の目的が達成されて、もはや修行が必要なくなったこと
を意味する。
[日用曜語] 学問知識がないこと。
どうです、この違い。真逆ですね。
無事(ぶじ)
[仏教語] 心にこだわりがない状態。
[日用語] 特に変わったことがにいこと。
無念(むねん・ぶねん)
[仏教語] 無心になって、なにものにもとらわれないこと。
[日用語] くやしいさま。残念。
面白いのがこの残念ですね。仏教では妄念が残っているの
を「残念」といいますから、「無念」は真逆の使い方ですね。
無為(むい)
[仏教語] 絶対の真理。それは、原因、条件によって
作り出されないものをさす。
[日用語] 自然のままで人の手がはいらないこと。
なにもしないでぶらぶらしていること。
無為に入る とは仏門に入ること。
無縁
[仏教語] 本来は条件、対称のないこと。
すなわち、執われのないことなんですが、日本では仏縁が
無く仏の救いがないことに使われる。
[日用語] 直接には何の関係もないこと。
死者を弔う縁者がいないこと。無縁墓地なと。
無我
[仏教語] 仏教の基本的な考え方で、永遠に変化しない
自我、または本質は存在しないこと。
全ては縁起において起こる。
波は風の縁によって起こる。
そして、縁によって姿を消す。
[日用語] 我にとらわれないこと。
無心
[仏教語] 無我の境地。
[日用語] 心が純粋であること。
無分別
[仏教語] 主客の対立を超えた真実の認識。
分別は主客を分け対立する。それは、執われのもとに
なるから滅ぼさねばならないこととなる。これを根本知と
いう。
[日常語] わきまえのないこと。
わかるとは、分けることですかね。
無尽蔵
[仏教語] 仏の教えは広大無限の功徳を内包している
ということ。
[日常語] 限りなく豊かであるさま。
2017.4掲載再考
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
