言葉の物語
<一 イチ・イツ・ひと・ひとつ>
一は1つで、一に集まる。一様に、ひたすら、はじめ、
もっぱら。納得する使い方ですね。
第一の辞書
<一本の横線で一つを示す。その他に、ひとまとめにする、
いっぱい袋に詰めるなどの意を含む。壱の原字は「壹」で、
壺一杯に詰めで口をくくったさま。>
第二の辞書
<数を数える算木を横に置いたさま。>
とあり、別に「壱」についての字解があります。
<元の字は「壹」に作り壺の形。(ここまでは第一の辞書
と同じ)
壺の中のものが発酵して、その気が壺の中に満ちた
状態をいう。その満ちた壺を一杯、一つと数えたので
「ひとつ」の意味に用いる。>
一の付く成句もこれまた多い。めぼしいものを。
一河の流れを汲むも多少の縁
袖すりあうも・・・・。だから、大切にしないと。
一期一会
茶席の禅語。よく聞きますが、常に意識しないとおろ
そかになりますね。
利休の弟子 山上宗二のことば。
一字千金
それほど素晴らしい文章。
秦の呂不韋が「呂氏春秋」を著したとき「もしこの本に一字
でも書き加えたり削ったりすることが出来る者がいたら、
千金を与えよう。」という故事から。
ただ、一言で人の命を左右することのできる権力者のも
のに、誰もケチは付けられません。
こういっちゃ台無しですね。
一日作さざれば一日食らわず
唐の百丈禅師の言葉。この中には深遠な意味がありますが、
それは専門書にまかせましょう。
とにかく、一つ一つの仕事の大切さを言ったもの。
仕事そのものが修行ですよ。
一日再び晨(あした)難し
光陰矢のごとしですね。日々勉強、その日を精いっぱい
満喫する。それには励みが必要ですね。
一字の恩に舌を抜け
教えの恩に感謝することをいってます。
余計なお世話はそう言い難しですが。
一度死ねば二度とは死なぬ
生きながら死人となり果てて 心のままにするぞよき
勇気を持てですね。そして、自由にして、こだわるな。
一日一字を学べば三百六十字
それすらしないのが人の常。肝に銘じなければ。
先を急ぐな。先を見るから、おろおろして何も手につ
かなくなる。
こつこつと一つずつ目先のことを。
一人嘘を伝えれば万人実を伝う
一人の嘘が伝わるにしたがって、
真実として人の口から伝わって行く。
以外と、この字の成り立ちなんかもそんなところが。
一切衆生悉有仏性 いっさいしゅうじょうしつゆうぶっしょう
この世の生き物すべて成仏の可能性あり
死ねば全て仏とはこのことか?まったく違うことを言って
いると思うんですが、葬儀坊主はこれを利用してますね。
一壺天
壺中の天地
市中に薬を売る老人が、売り終わると壺の中へ入るのを
見て一緒に入れてもらったところ、その中に立派な建物が
あって美酒、佳肴が並んでいて、共に飲んで出てきたと
いう。
一つの別世界、仙境をいう。
私の好きな本は壺中の天地。
頭の中に別世界があります。
この別世界をいかに開拓していくか。
その先に仙境がありますよ。
2017.3掲載再考
今日も一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
