あたしと先輩をつなぐものは何もなくて
きっと先輩はあたしの名前も知らなくて
あたしが先輩を好きなことも、きっと知らない。


次の日の昼休み、あたしは愛ちゃんに先輩を好きになってしまったと告げた。

愛ちゃんは、やっぱりそっか!って言って、あたしの話を聞いていた。

先輩のこと好きだって気が付いたけど、多分あたしは失恋してしまった。
先輩には好きな人がいるみたいだっていう、ちょっと暗い話を、黙って聞いててくれた。

「でもね、まだ告白したわけではないし、失恋ていうのは早いんじゃない?」

最後まであたしの話を聞いてから、愛ちゃんはそういう結論を出した。

「確かに告白はまだだけど…でも好きな子がいるって言ってたよ。」

「弱気になるのはわからないでもないけどさ、もっといっぱい頑張ってから
 そういう風に考えてもいいんじゃない?まだ好きって気が付いたばかりだし…。」

愛ちゃんの話を聞いて、それもそうだなって思った。

何をしたらいいのかわからないけど、何もしないまま終わるのなんて嫌。


先輩、好きです。
あたしのこと、いつか好きになってください。


いつか先輩にあたしの気持ちをちゃんと伝えられるように
先輩の近くに少しでもいられるように…頑張ろうって決めた。