手術は長時間(予定では6時間)にわたるため、開始は朝の9時頃の予定。
前の晩の夕食後以降、固形物は禁止。
水分も摂りすぎないように、朝6時以降は水分も一切禁止。
薬も、喘息があるので、それだけごく少量の水で朝6時までに飲むようにと言われました。
腸の中を空にするということで、前の晩に下剤を飲んだだけではなく、当日朝、浣腸もされました。
手術室に行く前に、病室で手術着に着替え、手術場所が場所なので(子宮摘出)、病院で用意された専用の下着にはき替えました。
最初の予定では、病室で背中からいれる麻酔の針を入れる予定でしたが、予定より遅れるとのことで、手術室ですることになりました。
歩いて手術室まで向かい、初めて手術室というのを見ました。
TVドラマで見ていた手術室とは違って、とても天井が低く感じ、すごい圧迫感を感じました。
手術台に乗り、それから背中に麻酔用の針を入れ、その後のことは、よく覚えておらず、仰向けになってと指示された後、気が付いたときには手術が終わっており、医師や看護師の方々に起こされました。
私のイメージでは、マスクを口と鼻にあてられ、カウントダウンをしている内に麻酔が効いて意識がなくなるものだと思っていましたが、全然違いました。
気管挿入もしたのだろうと思いますが、それも全然意識がないうちに入れられて、外されていたもよう。
術後は、手術台からいつの間にか病室用のベッドに移動させられており、まだちょっと朦朧とした状態で、病室に戻されました。
背中の麻酔用の針には、自動で麻酔が注入される装置がつけられており、1時間に4mlずつ自動で入っていたようです。
それ以外に、痛みがひどい時に追加で麻酔薬が足せるボタンがついており、これは1回につき3ml追加されますが、最低30分間が空かないと、いくらボタンを押しても注入されないようになっているのだとか。
すごいですよね。
病室に戻ったときは、この麻酔についての説明はなく、痛かったらナースコールで呼んでくれと言われたので、勝手に時間で麻酔が入ること、自分で追加で足せることも知らず、痛みが強い時にすぐにナースコールしてました。
手術は実際には7時間以上かかり、みぞおちから恥骨までバッサリ切られました。
傷口が大きい分、痛みも強かったし、何より場所が場所なので、体を少しでも動かすと激痛。
くしゃみなんてしようものならとんでもないほどの痛み。
当然寝返りなんて自力ではできない。
寝返りが打ちたくなったらナースコールしてくれれば手伝いますのでと言われましたが、横向きになると、傷口がめちゃくちゃ痛む。
その上、OKが出るまで水分は取れないので、もうのども口もからっから。
うがいはしてもいいけど、飲み込まないようにとしつこく言われました。
なぜなら、手術場所が腹部で、腸が動くと危険なため、手術中は腸の動きを止めていたので、それが切れて腸が動き出すのを確認するまでは飲食禁止なのだとのこと。
うがいはしてもいいと言われても、当然起き上がれない。
頭を上げるだけでも傷口が痛む。
うがいだけでは口の渇きなんて全然いやせない。
痛みで全然寝れないし、結局、1時間おきにナースコールを押して、痛み止めの追加をしてもらい、その都度うがいをしてました。
こんなに痛くて苦しくてつらいなら、手術なんてしない方がよかったかも…って、まじで思いました。
痛くてつらくて長い夜になりました。