ユータ、壇上のあっちゃんの?マイクスタンドで、
「みなさん、今日は本当にありがとうございました。全国の皆さん、それからスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。(もう声がかすれて、つかえてしまって)新宿で5人でスタートして、(喋れなくてユータ頑張ってー!って言われて)BUCK-TICKは、やっぱりライブバンドなんで(号泣しながら)、たくさんライブして、お客さんと一緒に作り上げてきたと思うんで、これからも、またみんなと一緒に作っていきたいと思うんで、よろしくお願いします。
あっちゃんは天国に行っちゃったけど、これからもずっとこの5人です。」
アニイ、ドラムセットから立ち上がり
「えー、不良の弟が、こんな立派な挨拶が出来るまでになりました(笑)(たぶん泣いて、タオルで顔ふく)最初は、こんなことになって、正直迷いました。辞めた方がいいのか、続けたほうがいいのか、迷ったんですけど、こんなにお客さんがいてくれるなら、続けようと思いました。来年は新譜出します。
今井と星野の脳内には、まだ眠ってる曲が何千曲もあるんで、天才なんで。オレとユータは、努力の塊っていうか、努力のミュージシャンとして頑張ります。
では、星野さんどうぞ」
二人が話してる時、ヒデと今井さんは椅子に腰掛けて、ヒデは少しうつむいたり、はぁ〜って感じで体背もたれに投げ出してた。今井さんは顎に手をやってじーっと聴いてる。
ヒデ、自分のマイクスタンドで
「やっと新たな一歩を踏み出すことが出来ました。皆さん、不安や心配な中、来てくれてありがとうございました。不安だったと思います。みんな不安だよね……不安でした。でも、パレードは続きます。(人差し指で)もう一度言うよ、パレードは、続きます」
今井さん、自分のマイクスタンドで語るように
「やあ。人生って容赦ねぇなぁ。こんなにドラマチックでさ。でも、笑えねぇよ。何死んでんだよ(笑)
なあ?(あっちゃんのとこを見ながら)
あっちゃんは、死んだけど、別にそれは悪いことではありません。当たり前のことです。あっちゃんのことで、悲しんだり、泣いちゃったり、号泣してもいいけど、苦しまないでください。
いなくなったことより、あっちゃんが生きてたってこと、ここに居たってことを大切にしてください。
あっちゃんは、まだ天国には行っていません。
まだ、ここら辺にいます(あっちゃんの位置を指して)。(客席さして)そっちとか、あっちとか、そこにもいます。まだ、たぶんここにいて、これからもずーっとここにいると思います。BUCK-TICKはこの5人です。
BUCK-TICKは最新が最高なんで、来年、新しいアルバム作るんで、楽しみにしててください。
でも、覚悟してください。
次は、3人になります。その次は、2人。
最後の一人はー、たぶん、オレかな。
今日12月29日はBUCK-TICKにとって大切なハレの日なんで、乾杯したいと思います。(左手で掲げる)みんなも乾杯しようか、乾杯!(客席かんぱーい!)
ありがとう。そして、今日終わった後も、みんなで乾杯して、BUCK-TICKのこととか、あっちゃんのこと、話して楽しんでください。」
終演後に、ユータがヒデのマイクスタンドで「ありがとう」って言ってから、あっちゃんの立ち位置のとこで、ぎゅうって抱きしめてた。