こんにちは、一ヶ月の連敗記録に終止符を打ち、久々にテニスで勝利の快感を味わいました、絶學無憂(ぜつがく・むゆう)です。

 

今回は、今アメリカの主要メディアで、右も左も一緒になって注目を集めている、新型コロナウイルスの研究所漏洩説(Lab Leak Theory)について取り上げたいと思います。この件は、私にとっても、陰謀論というものの性質について考えさせられるものです。

 

 

新型コロナウイルスの研究所漏洩説、というのは、世界中を揺るがしているパンデミックの原因となっている新型コロナウイルス SARS-CoV-2 は、これまでメディアが繰り返してきたように自然界のコウモリから人に伝わったのではなく、中国の武漢にあるウイルス研究所で作られたものが事故によって流出したものだ、とする考えです。

 

1年前にはすでにこの説はネットで話題になっていましたが、もちろん証拠もなく、単に、中国の最高レベルのバイオセーフティーレベルのウイルス研究所が、パンデミック発生地の武漢にある、という地理的な奇妙な一致だけをほとんど唯一の根拠としていたようなものでした。医学界からは相次いで、自然界起源説を支持する論文が出されて、研究所漏洩説はれっきとした陰謀論として烙印を押されました。

 

この頃、私も研究所漏洩説について知りましたが、証拠もないまま陰謀論についてあれこれ想像を膨らませていてもエネルギーの無駄遣いだと思い、また、バシャールが公開セッションで自然界起源だと発言したのも聞いて、この陰謀論についてはもう考えまい、と決めました。

 

 

昨年のかなり早い段階で、トランプ大統領が中国政府による研究所漏洩説を唱えて中国を非難し、チャイナ・ウイルスと呼んでいましたが、アメリカの主要メディアのほとんどは強烈な反トランプなので、陰謀論!!!非科学的!!!としてこれを批判しました。この頃は私もアメリカの政治状況を理解していなかったので、奇妙な発言だなと思ったくらいでした。

 

 

 

1月6日をもって選挙が終わり、バイデンの次期大統領就任が決まって、トランプが退任する直前の1月15日に、トランプ政権のポンペオ国務長官が、国務省からファクトシート、として公式文書を発表しました。この内容は注目に値するものでした。

 

 

武漢ウイルス研究所での病気

  • 2019年の秋に、武漢ウイルス研究所の職員複数名がCOVID19様の症状で病気となっていたと信じるに足る理由がある、としています。
  • ウイルスの研究所漏洩はこれまでにも起こっており、2004年のSARSもこれに含まれる。
  • 武漢ウイルス研究所職員に対するジャーナリストや調査団による聞き取り調査が妨害されている

武漢ウイルス研究所の研究

 

  • 遅くとも2016年以降、武漢ウイルス研究所の職員は、新型コロナウイルス SARS-CoV-2に最も近縁(96.2%類似) のウイルスとして武漢ウイルス研究所が報告した、RaTG13 と呼ばれるコウモリのコロナウイルスを使った実験を行っている。
  • 武漢ウイルス研究所は、機能獲得実験gain-of-function)を実行して改造ウイルスを作っていることが記録されている。2013年に雲南省の洞窟において、数人の鉱夫がSARS様の症状で死亡した後に、RaTG13が収集されたが、このウイルスを用いた機能獲得実験については、武漢ウイルス研究所の報告は不透明で一貫性を欠いている。
  • WHO調査団はコウモリやその他のコロナウイルスに関する武漢ウイルス研究所の研究記録にアクセスしなければならない。とくに、RaTG13やその他のウイルスに関する研究のオンラインの記録を、なぜ彼らが改変または削除したのか、完全な説明を得る必要がある。
武漢ウイルス研究所における極秘軍事活動
 
  • 中国でどのような生物兵器開発が行われているかについては不透明である。
  • 武漢ウイルス研究所は文民の研究機関を装っているが、武漢ウイルス研究所は、論文発表や中国軍の秘密計画に協力していると、アメリカ合衆国は断じた。2017年以降、武漢ウイルス研究所は、中国軍の代わりに動物実験を含む、機密研究に従事している。
  • 武漢ウイルス研究所における文民研究に資金援助をしたり、共同研究を行ったりしたアメリカ合衆国やその他の国々は、それらの資金が中国の軍事研究に使用されていないことを調査する権利と責務がある。
 
このニュースはリアルタイムで知ったのですが、このときに私の中では、これまで陰謀論、陰謀論と言われてきたが、実際にはアメリカの諜報機関はその可能性を真面目に検討しており、しかもわざわざ公開書面でこのように発表するということはよほどの自信があるに違いない、と考え、研究漏洩説=陰謀論から、頭が切り替わりました。
 
 
この当時には気が付かなかったのですが、「武漢ウイルス研究所における文民研究に資金援助をしたり、共同研究を行ったりしたアメリカ合衆国やその他の国々」という一節に、実はこのパンデミックの深い闇が示唆されていたようです。別の記事で紹介したいと思いますが、中国共産党が悪者かと思いきや、実はアメリカ合衆国自体が関与していた、という可能性が今では取り沙汰されています。
 
 
今年の5月16日のフォックス・ニュースでのポンペオ元国務長官のインタビューです。驚くほど強い言葉で、研究所漏洩説を唱えています。
 

 
この中でも触れられているのですが、これより少し前に、The Australianというオーストラリアの新聞が、国務省の内部資料として、中国の人民解放軍が作成した本「SARSの不自然な起源と人造ウイルスによる遺伝学的兵器」を入手したとして報じています。このオリジナルの記事は有料なので見ることができないのですが、英語版の大紀元が5月11日に報じたところによれば、この本の中で、2015年に、中国共産党は、SARSコロナウイルスを生物兵器化し、恐怖を引き起こし、政治的、戦略的優位性を得ることを計画していました。
 
 
5月23日、ウォール・ストリート・ジャーナルが、上記の国務省のファクトシートに言及されていた、武漢ウイルス研究所における病気について情報を得たと報じました。実際には病院で治療が必要になるほど体調を崩していたそうです。
 
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは23日、中国武漢のウイルス研究所の研究者3人が2019年11月に病院で治療が必要になるほど体調を崩していたことが、未公開の米情報機関の報告書で明らかになったと報じた。時期や通院の詳細が明記されているといい、新型コロナウイルスの起源に関する議論が再燃する可能性がある。
日経新聞
 

この時期を境に、ワシントン・ポストが、研究所漏洩説=陰謀論というこれまでの強硬な態度を一変させ、その他の主流メディアがそれに追随しました。

 

 

 
それまで、研究所漏洩説=陰謀論として、研究所漏洩説に関わる投稿を削除していたFacebookは、それをやめたそうです。
 
トランプ大統領が研究所漏洩説を唱えたので、我々はそれが嘘だと信じたのだ、と主張する記事まであるそうです。
 
なんのことはない、機密情報に触れる権限をもつ当時のトランプ大統領は、初めっから今頃我々が知らされているような情報の報告を受けていたのでしょう。ずうっと陰謀論批判をしてきたメディアの責任は一切追求されないそうなのですが、これってずるいと思うのは私だけでしょうかね?
 
 
 
日本のメディア、特にテレビではこの最近の研究所漏洩説の復活について、ほとんど報じられていないと聞いたので、取り上げてみました。アメリカの主要メディアが盛んに報じているのに、日本の主要メディアが取り上げないということは、何かに対する配慮が働いての、報道の自粛じゃないでしょうかね。
 
何か、というのはもちろん中国共産党ですが。日本のテレビ局は、NHKを含めて、中国に支局を持っているので、人質を取られているようなものだ、と聞いたことがあります。理由は何にせよ、中国共産党を怒らせるようなことは報道しない。世界中で大勢の人が亡くなって、多くの人の生活をめちゃくちゃにした大事件だと思うのですが、中日のコーチが失踪したニュースのほうが扱いが大きいそうです。
 
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