こんにちは、絶學無憂(ぜつがく・むゆう)です。

 

心のバランスを保つために、真ん中を生きることを説くブログが政治メインに変わってしまいました。

 

選挙不正をやらかして勝った(と大いに疑われる)バイデンはけしからんけど、怒ったらあんたの負けよ、というむちゃくちゃな政治ブログです。

 

 

こんな政治の記事をいくら書いても、全然副業セラピーのマーケティングに繋がらないのでマイナスなんですが、しょうがない。大事だと思うので。

 

そしたら意外と、何年も前から読んでますが初めてコメントしました、なんていう反響も読者の方から頂いております。アクセスを増やすためには YouTube で及川さんや闇のクマさんと同じ土俵でしゃべらないといけない気がしますが、今のところちょっと手が回りません。

 

 

このアメリカ大統領選挙の話題は、これまで私が見てきた、代替医療や、スピリチュアルに関する話と、話題がぜんぜん違うのですが、構造がすごく似ているので、無視できないですね。

 

 

大紀元エポックタイムズに、筑波大学システム情報系准教授の掛谷英紀氏が記事を寄せています。その名も、「陰謀論に踊った人たち」。

 

 

 

詳しくは記事を読んでいただければと思いますが、少し前から使っているこの模式図でいうと、この選挙をきっかけに、右端の主流メディアによる洗脳から解けたのはいいが、今度は不確実な裏情報に飛びついてしまって、左端のズブズブの陰謀論にハマってしまった人がかなりおられたと思います。

 

右端から左端まで両極端をジャンプしてしまったわけです。

これは振り子が反対に振れたのだ、と言ってもよいです。

 

 

 

事態をややこしくしたのは、トランプ陣営をサポートし、トランプ陣営と共闘していたリン・ウッド弁護士や、シドニー・パウエル弁護士、またやはりトランプ陣営をサポートしていたマイケル・フリン元中将、トーマス・マキーニー元空軍中将といった人たちが、軍を動かす戒厳令が必要だと発言したりしていたことがあります。こういった人たちは、一般人ではないので、それなりに発言には重みがあります。

 

中でもリン・ウッド弁護士は大統領承認の日付が近づくにつれて、裏が取れないような情報をたくさん配信し始めて、かえって保守・トランプ陣営の言論にダメージを与えたかもしれません。

 

まだ、これなどは情報発信者が誰かは分かるのでよいのですが、さらにはどこのだれがどこから拾ってきたのか分からない情報を元に、「トランプが悪者を全部逮捕して大統領になる」と今でも信じている人も結構な数おられる様子です。

 

最後までトランプが大統領を続けられると言い張った人々は、願望と予測の区別がつかないのだと思われる自らの願望に影響されない客観的な予測ができる人は、数ある情報の中から信頼性の高いものを探し、それをもとに予測をする。願望が先行する人は、自分に都合のいい情報しか見ない。そうして得られた偽の情報を信じて拡散するが、願望を叶えるための活動の一環なので、デマを発信したという自覚がない。また、願望と予測の区別がつかないので、バイデン大統領就任を予測するトランプ支持者という立場が理解できない。だから、トランプを支持していた人がバイデンの大統領就任を前提に議論すると、バイデン支持に寝返ったと解釈する。

 

陰謀論に踊った人たち

掛谷英紀

 

この太字の部分、私が映画マトリックスから引用した話とまったく同じですね。青い薬を選んだ場合についてのセリフです。

 

 

Believe whatever you want to believe

なんでも自分の信じたいことを信じる

 

 

これをやってしまうと、現実が見えなくなります。

 

これがまた皮肉なことに、セラピーの場面では、現実に起こっていることに意識を集中するのを一旦やめて、観念を書き換えて、新しく健全なゴール設定をしましょう、ということをよく行います。これによって、たしかにその人の在り方、発信するエネルギーの波動が変わるのです。

 

ですが、この考え方をもって、というか無闇に拡大してしまって、「なんでも現実は自分の思う通りになるのだ、だからトランプが勝つのだ」という風に考えてしまった人も、私と同じようなセラピーを学んだ人の中にはいたようです。

 

 

現実を見よ、というメッセージと、現実を見るな、というメッセージと、明らかに矛盾しているので非常に難しいのですが、この難しいテーマについて、ひとつ重要な考え方をご紹介します。

 

ビジネス書に詳しい方なら、おそらくご存知の方も多いと思いますが、「ストックデールの逆説」というものがあります。この人はヴェトナムで8年間の過酷な捕虜生活を生き延びた海軍中将(元パイロット)です。

 

 

 

長いですが、ウィキペディアから引用しましょう。

 

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則の著者であるコリンズは、ベトナムの捕虜収容所での経験についてストックデールに取材しており、ストックデールの以下のような言葉を記している。

 

I never lost faith in the end of the story, I never doubted not only that I would get out, but also that I would prevail in the end and turn the experience into the defining event of my life, which, in retrospect, I would not trade.

 

「わたしは結末について確信を失うことはなかった。ここから出られるだけでなく、最後にはかならず勝利を収めて、この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験はなかったと言えるようにすると」(ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則)

 

どのような人物がそれをできなかったのかというコリンズの問いに対して、ストックデールは次のように答えた。

 

Oh, that’s easy, the optimists. Oh, they were the ones who said, 'We're going to be out by Christmas.' And Christmas would come, and Christmas would go. Then they'd say, 'We're going to be out by Easter.' And Easter would come, and Easter would go. And then Thanksgiving, and then it would be Christmas again. And they died of a broken heart.

 

楽観主義者だ。そう、クリスマスまでには出られると孝える人たちだ。クリスマスが近づき、終わる。そうすると、復活祭までには出られると考える。そして復活祭が近づき、終わる。つぎは感謝祭、そしてつぎはまたクリスマス。失望が重なって死んでいく」(ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則)

 

This is a very important lesson. You must never confuse faith that you will prevail in the end—which you can never afford to lose—with the discipline to confront the most brutal facts of your current reality, whatever they might be.

 

「これはきわめて重要な教訓だ。最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない」(ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則)

 

コリンズはこの言葉を「ストックデールの逆説」と呼んだ。

 

お分かりいただけるでしょうか?

 

ヴェトナムの捕虜収容所で生き残れずに真っ先に死んでしまうような人は、楽観主義者、つまり Believe whatever you want to believe なんでも自分の信じたいことを信じる」をやってしまう人たちだ、とストックデールは即答してます。

 

この人達は、クリスマスまでには自分は解放されて、家族と一緒に家でクリスマスを祝っているだろうと信じます。これは都合の良いシナリオであり、「信じたいこと」だからです。

 

ですが、実際にはそれが実現せず、クリスマスを収容所で迎えます。

 

このときに、「クリスマスまでには自分は解放されている」と信じていればいるほど(そのような観念を持っていればいるほど)落胆が激しくなります。

 

その次に、この同じ発想を切り替えられない人は、復活祭までには帰られると自分に言い聞かせて、それを目標に生きようとします。

 

ところがそれが裏切られて、さらに落胆を重ねます。

 

そうして失望の中で死んでいくと。

 

 

ストックデールの逆説の逆説たる所以(ゆえん)は、「自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する」という規律と、「最後にはかならず勝つ」という確信を両方持ち続けないと、収容所を生き残れないと言った点にあります。

 

このストックデール中将の逆説の「自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視するという箇所と、映画マトリックスの中のセリフ「何でも自分の信じたいものを信じる」があまりにもうまく合致するので、気づいたときには難しいジグソーパズルのピースがハマったような、快感がありました。

 

 

 

これは、最近の脳科学でもよく研究されている分野ですが、期待していたご褒美が与えられてがっかりするとき、ドーパミンの分泌がガクッと減るのだそうです。このがっかり・落胆に関わる脳内物質の変化まではわかっているわけです。

 

 

トランプ支持者の熱烈な人たちは、12月14日までに裁判所が選挙を覆す判決を下すか、もしくは州議会が州政府の集めた選挙結果を無効とする(合衆国憲法でこれが可能だと定められているそうです)ということを期待していました。実際にトランプ陣営もこれが彼らの方針だと言っていましたし、この時点までは私もそうなるかなと思って注目してました。

 

しかし、実際にはどんどん時間が経つものの裁判も州議会のほうもうまくいかないまま選挙人の14日の投票を迎えてしまいます。

 

この時点で、私はトランプの逆転の可能性は非常に低くなったと思いました。

 

その後も、テキサス州による訴訟があり、これが訴訟の中では最大のチャンスだったと思うのですがこれすら最高裁から門前払いを喰らいます。

 

その後は、ペンス副大統領による一発逆転か、反乱法もしくは戒厳令の発動により軍を動かす、というオプションしかなくなってしまいました。どちらも可能性はゼロではなかったですが、かなりの無理筋であることは明らかでした。

 

最後は1月6日の集会で、トランプが大量の証拠を出すと言っていたので、その内容次第ではもしや?というのがありましたが、新しい証拠はありませんでした。

 

ですので、トランプ逆転の可能性は11月にはまだそこそこ見えていたとは思いますが、12月14日以降は低く、とくにテキサス州による訴訟の後は、逆転の可能性は非常に低かったと思います。

 

1月6日から7日の上下合同議会で暴動が起き、そしてバイデン大統領が承認されたとき、トランプ支持のYouTuberの何人かは、特に闇のクマさんは自分ではっきりと言ってましたが、かなり落ち込んでしまったそうです。無理もない気もしますし、同情しないでもないのですが。

 

 

この流れは、クリスマス、復活祭と期待が裏切られていくヴェトナムの捕虜の話と重なるのが分かるでしょうか。

 

 

 

私は早々にトランプの再選を諦めているのだから、ストックデールの逆説のうち現実を見る方しかやっていなくて、最後は勝つという信念の部分を放棄しているではないか、とおっしゃる方もおられるかもしれません。

 

これはトランプの再選についてはその通りなのですが、もっと長いスパンで見れば、またこの波が押し戻してくることもあるだろう、と塞翁が馬、的なポジションを取っています。

 

 

 

掛谷英紀氏の記事に話を戻すと、彼はこう書いています。

当然、選挙不正についても私は容認する立場にない。問題は、大規模選挙不正について、確実な証拠がなかったことである。

 

陰謀論に踊った人たち

掛谷英紀

この証拠を「山ほどあった」と見るか、殆どなかった、と見るかは、意見の分かれるところです。

 

私も法律は素人なので、ケント・ギルバート氏のような保守陣営の弁護士が、宣誓供述書がいくらあってもダメです、と繰り返し発言しているのは注目しました。

 

ケント・ギルバート氏の指摘は、一旦トランプ支持の立場を取った私からすれば、非常に都合の悪い意見であり、それが特にトランプ支持の立場から出されているだけに、反トランプである主流メディアの喧伝する「証拠なし」という主張とは別に、注目しました。これは私にとっては赤い薬だったわけです。

 

だが、私はナバロレポートも読んだし、トランプの弁護士であったジュリアーニの動画チャンネルRudy's Common Senseも観ていた。しかしながら、どちらも集計した数字を述べるだけで、一次情報の信憑性を裏付ける議論はされていなかった。流石に公聴会を全部聴く時間はなかったが、一部を聴いた限りでは、この種の細かな証拠の積み上げで選挙結果を覆すのは不可能だろうというのが正直な印象だった。

 

陰謀論に踊った人たち

掛谷英紀

ナバロレポートは、トランプの補佐官であるピーター・ナヴァロ氏が書いたレポートで全部で3つあります。この選挙不正に関してはもっとも詳しい、レポートと言ってよいでしょう。この1と2については、私もパラパラ見ましたが、たしかにこれは「まとめ」であって、一次情報の信憑性を裏付ける議論、が無かったと言えます。

 

そういう意味で、証拠としてどれだけ強いかの判断が難しいにせよ、一次情報となるのは、やはり宣誓供述書と公聴会の証言だったと思うのですね。

 

トランプ陣営はFBIのような公的捜査機関ではないので、捜査令状がないですから、投票機器の押収とか、そういう物証はそもそもほとんど取れないわけです。投票機器の監査を希望してもほとんどが拒否されたと言われてます。一件だけ、第三者機関が投票機を監査したミシガン州アントリム郡については、ドミニオンの投票機は明らかにおかしいという調査報告が公開されています。

 

この辺を見て、私は選挙不正はあった、と判断したわけですが、実際には裁判所はひとつもトランプ陣営の訴訟を取り上げませんでした。ここに、私の判断ミスがあった可能性はあります。

 

 

あくまで私の個人的なイメージですが、この図で考えますと、こんな風に捉えています。皆さんはいかがでしょうか。

 

1. 偏向報道があった。

 

これはニュースを調べたら簡単に確認できます。これを認めることで右端の洗脳から脱します。

 

ハンター・バイデンのPCスキャンダルの流出写真なんかも検索したらすぐ出てきます。

 

2 .幾つかの州では憲法違反の州法改正を行って、本来不正である郵便投票を大量に受理した。

 

これはテキサス州の司法長官が、ペンシルベニア、ジョージア、ミシガン、ウィスコンシン州を相手取って、12月に最高裁に提訴した件です。

 

最高裁は、lack of standing 原告としての立場が無い、というのを理由に門前払いにしましたが、共和党よりの18州の司法長官がこの訴状に賛同していることからも、法律的な違法性はかなり明確だったのだと判断しています。そうでなければ、トランプだけでなく、テキサス州とそれに賛同した18の州の司法長官19人が揃いも揃って法律のわからない人たちだった、ということになります。

 

法律などすべて公開情報ですから、最高裁が門前払いで不問にしたのは事実ですが、4州が違憲だったかどうか、については実際に審理すれば違憲だった可能性が非常に高いと見てます。この辺まではかなり固いでしょう。

 

 

3. 大規模選挙不正があった。

 

これについては本格的な捜査を行わない限り判定はできないでしょうが、私は一次情報としての宣誓供述書や証言に信憑性を感じています。

 

人によってはここでは意見が分かれるでしょう。ケント・ギルバート氏のように宣誓供述書ではいくらあってもダメだ、ということもできます。この辺りがちょうど表の情報と裏の情報の境目だと私は思うのですね。ギリギリの線だと。

 

法廷の証拠として裁判に勝って選挙をひっくり返す(これは国をひっくり返すほどのおおごとです)には不十分な証拠かもしれませんが、不正があったと私が判断するには充分だった、という感じですかね。

 

 

4. 陰謀論

 

ここから先、未確認情報、裏が取れない情報に不用意に飛びつくと、左側の陰謀論にハマった状態になってしまうと思います。

 

 

 

とはいうものの、ディープステートが米国を牛耳っている、トランプの戦っている相手はディープステートである、という話は、数年前まで陰謀論そのものでした。この選挙不正騒動によって、「論」の字が取れて、これが本物の「陰謀」だったということが垣間見えたのが今回の選挙だったと言えるでしょう。

 

陰謀論の中には、現在未確認だが、本当の陰謀も含まれている、と考えるべきでしょう。これは宙ぶらりんで居心地の悪い状態ですが、そういうものだと思います。

 

 

よければいいねをお願いします!

 

次くらいに、この政治の話と、スピリチュアルな話が私個人の中でどう繋がったかという話ができたらと思います。まさにこの変なブログの真骨頂ですね(笑)。他の誰も書いてないようなぶっ飛んだ話で、信憑性を失うかもしれませんがお楽しみに。

 

 

  • 私、絶學無憂は、テキストチャットと遠隔レイキによる手軽な感情解放セッションをココナラで受け付けています。
  • Zoomを使った、本当に使えるレイキのオンライン個人講座も開いております。ココナラでのセッションでやっているのと同じ技術を伝授いたします。zetsugaku.muyu アットマーク gmail.com までもしくは Facebook でご相談ください。
  • その他、込み入ったご相談がおありの方は、Zoomでのオンライン個人セッションも受け付けていますので、zetsugaku.muyu アットマーク gmail.com まで、もしくは Facebook でご相談ください