こんにちは、絶學無憂(ぜつがく・むゆう)です。
先ほど、途中からになりましたが、生中継でトランプ大統領のお別れの演説を聞きました。
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明日にでもなれば、JCUさんあたりが日本語の字幕をつけてくれるか、日本語訳を出してくれるでしょう。
敗軍の将、であるわけですが、言葉は力強いですね。
次期政権にも言及していますが、やはり言葉の選び方が意味深ですね。
ジョー・バイデンと名前を呼びたくないようだし、「アメリカを安全に繁栄させてくれることを祈りつつ、祝福します」と言いつつ、「彼らには幸運が必要、これはとても大事な言葉です。」という当たり、どういうメッセージを込めているんでしょうね。
Make America Great Again のメッセージを高らかに再確認して、The Best, is yet, to come. 一番素晴らしいものはまだこれからです、と謳い、締めくくっています。
昨日紹介した、ホワイトハウス発表のトランプ政権の成果について及川さんが詳しく紹介してくれています。
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さて、主流メディアが想像を超えるような偏向報道をやっていたというのが私には明らかになってしまったのですが、このことと、どうしてトランプ嫌いの人がこんなにいるのか、ということを考えていまして、面白い事に気が付きました。
ジョージ・オーウェルの小説1984年、イギリス社会党の党員は、毎日定刻になると仕事をやめて、大型テレビスクリーンの前に集まらねばなりません。
「TWO MINUTES HATE 二分間の憎しみ 」、という番組の放送を見なければいけないと定められているからです。
スクリーンには、イギリス社会党のリーダー、Big Brother に対する抵抗勢力の中心人物、ゴールドスタインの顔が映し出され、ゴールドスタインの悪行の数々が列挙されます。
スクリーンを見ている党員たちが、30秒後には次々に激昂して、感情を爆発させ、金切り声で叫び始めます。ゴールドスタインを見て怒りや恐怖を感じないわけにはいかない。一分経過すると、もはや狂乱状態に。これに参加しない、ということは不可能である。最後は Big Brotherの顔が映し出され、何かを語るが、もはや誰も聴いていない。
これはとても面白い描写だなと思って読んだのですが、もしかして、主流メディアがトランプ当選前からやっていることって、この「二分間の憎しみ 」と同じようなことではないでしょうか。
トランプがまた嘘をついた、トランプがまたこんなけしからんことをした、と新聞に書かれているのを読んで、それに反応して怒りを覚えたり、あるいはトランプは精神異常者だと見下して、優越感に浸ったり。
小説に書かれていることとほとんど一緒なような気がしてきました。
しかも、トランプの悪口を言って慰めあう、というのが、スポーツや映画のような娯楽 として、定着しているようで、ゾッとしますね。
ずっと若い頃。
当時の森喜朗首相が、連日テレビのニュースで袋叩きにあっていました。
私は日本の政治なんかなんにも知りませんでしたが(今も何も分かっていませんが)、友達と話していて、〇〇がムカつく、というときに、「森首相と同じくらいムカつくな! 」と言って、二人でワハハと笑っていたのを覚えています。
多くのアンチ・トランプの人も、これと同じようなもので、政策がどうのこうの、という以前に、ムカつく!というところに反応しているような気がします。それはメディアに仕掛けられて、その仕掛けにまんまと引っかかっていることにほかならないのですが。
感情を扱うプロとしてこれを見ると、トランプが嘘をついたという記事を読んで腹を立てる人は、それに反応するような、何らかの観念 を持っています。その観念がもしなければ、ふーん、で終わるような話です。怒りや、蔑みの感情がでてくる、ということは、その感情を発生させるための観念、すなわち心の中の爆弾 をその人が持っているということです。
1984年の例でやられているのは、党員たちなら誰でも持っているような爆弾に誘爆するように、悪意ある映像を作って、ネガティブ感情をドカンドカン爆発させているわけです。しかも集団でやっているというのが味噌です。集団の集合意識のエゴに働きかけて、増幅させようとしているわけです。
これをやると、そのネガティブ感情を餌にして、観念がより強化されていきます。完全にメディアに洗脳され、操作されている状態というわけです。
ですが、もう既に、現実に主流メディアによって行われていることが、この空想小説の描写と大差ない状態まで来ているとしたら、薄ら寒くないでしょうか?
セックス、スポーツ、スクリーンの「3S政策 」によって日本人の愚民化が図られている、という話が随分前からありますが、このトランプに対する怒りを煽る報道は、3S政策と同様、物事の本質に目を向けさせないための愚民化工作 であったりしませんでしょうか?しかも結構成功している?
ちなみに、トランプ支持者であっても、バイデンの顔を見るだけでものすごく怒りや悲しみを覚える!
、という人は、同じように、そこに反応するような爆弾をお持ちだ、ということです。正義は絶対勝つ!
とか、YouTubeにコメントしているような人はおそらく、バイデンや民主党に対して、かなり強い怒りを覚えているのではないでしょうか。
これは、向きが逆になってはいますが、やっていることは、同じ、と言えるかもしれません。政敵に、自分の見たくないものを見てしまうために、自分の持っている観念と反応して強いネガティブ感情が生じます。
このブログでお伝えしているような方法で、まずは、政治ニュースによって感情が揺れる状態から脱してください 。そうしない限り、どっちの陣営についていても、それは二元性の極性の中。そこから出ましょう。
あなたの怒りがトランプさんを応援するわけではありません。それは分離エネルギー ですから。
ちなみに、二分間の憎しみで怒りの対象となっていたゴールドスタインという反乱運動の首謀者は、小説の中において、架空の存在であったことが最後にわかります。反乱分子を誘って集めるための囮、エサとして、イギリス社会党がこの架空のキャラクターを使用しており、小説の主人公はこの手に引っかかって捕まってしまいます。二分間の憎しみでは、実在しない人に対して、激昂していたというわけです。
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