こんにちは、絶學無憂です。

 

依頼者の方から許可が得られましたので、遠隔レイキによる感情解放セッションのレポートをお届けします。

 

15年間便秘で悩まれているという方からの依頼でした。このサービスでは身体症状は扱わないですがよろしいですか?(医師法で身体症状が治るということを医師ではない者が標榜するのは禁じられています)、ということでご了承いただき、便秘症状に対する感情ストレスからだけでも解放されたらよい(身体症状はおまけでよい)、また、遠隔レイキによる感情解放がどんなものか体験してもみたいということでしたので、お引き受けしました。

 

もうこのブログではお馴染みになっているので、見ても驚かないかもしれませんが、こちらが8回のレイキセッションによる感情ストレスと、「毎日排便しなければならない!!!」という観念に対する数値(0から10で10が最大値)を依頼者の方の自己申告に基づいて記録したものです。どうですか、見事なものじゃないですかね?

 

テキストチャットでのやり取りを挟んで1時間少々を要しましたが、3分間ずつの遠隔レイキを8回行うことで、感情ストレスと観念の両方について0まで到達しました。

 

中ほどでは、

「 考えてもこれまで感じていた感情を思い出せなくなってきました。」

終わった後は、

「これまで感じていたイライラがなくなり、考えてきた観念(文章化したもののこと)を見ても特に何も感じません。」

という、ご感想をいただきました。

 

 

なおこのサービスでは顔出しなしで、文字情報のやりとりだけで感情解放を行っています。依頼内容についてもあまり詳しいことをこちらが知る必要はありません。

 

「毎日排便」などは社会常識でもあり、「正しい」内容かもしれませんが、便秘の症状があるときにこれを強く信じていると、現実とギャップを生じるので、当然、ネガティブ感情を発生させますね。別段、「毎日排便」を否定する必要もないのですが(毎日お通じがあるのはやはり身体にはよいでしょう)、「毎日必ず排便しなければならないのだ!!!ムキー」という力んだ感じが余計なんですね。

 

この観念、思い込みというのが接着剤のようにネチャネチャしていると思って下さい。自分自身がそのネチャネチャにくっついてしまって、一体化してしまうと、観念の内容に反するものが許せなくなります。それで感情が揺れます。この揺れのエネルギーが、分離意識の幻想たる「エゴ」の栄養になります。

 

瞑想でやっていることは、観念のネチャネチャに捕まらないように、スルスルと身を交わす訓練と言っても良いし、くっついているネチャネチャを剥がしてく作業と言っても良いですが、それを自動作業で行う感じです。

 

これに対して、感情解放技術では狙い撃ちにして、ネチャネチャ観念の手放しを行うことで感情を解放していきます。

 

ネチャネチャの観念から解放されると、感情の発生が止まり、それによって揺れていた感情の振り子が止まります。するとエゴへの栄養供給が停止して、分離意識が弱まって、より統合的になります。

 

この状態を数値0に達したときに経験しているんだと思います。煩悩が一個消えた状態です。内側が静かになり、統合されています。「まんなか」と呼んでいる状態です。

 

 

なお、ここからは、少々マニアックな内容ではありますが、今回はこれまでとは違う方法を採用しました。これまでは、遠隔レイキの最中に依頼者の方に、積極的に感情ストレスを浮上させるようにお願いしていました。これは音叉セラピーを参考にしたのでそのようにしていたのですが、本当に必要なのかというのは当初から疑問もありました。受ける側としてはこの間にいろいろと気づきが浮かんだりするようなので、有意義ではあるのですが、必須ではないのではないかということです。

 

というか、筋肉反射テストで調べたら、必須ではない、と以前から出ていたのです。

 

そこで今回は、感情ストレスの浮上はお願いせず、静かにしていれば、テレビを見たり本を読んだりしていただいてもよい、とお伝えしました。ご覧の通り、これでも、ちゃんと結果が出ているので、過去のトラウマを自ら浮上させるのはちょっとつらい、という方でも、安心してお申し込みいただけるようになりました。

 

 

なお、今回これをやっていて思いましたが、二重盲検は難しいものの、単盲検法であれば、すでに可能だなということに気づきました。

 

医学分野では薬の効果を検証するのに「ランダム化比較試験のメタアナリシス」というのが最強とされています。メタアナリシスというのは複数の論文を総合的に分析して薬の有効性を調べることです。

 

これに準ずるNo. 2の証拠とされるのが「ランダム化比較試験」です。これはランダムに治療群と対象群を選び、さらに、治療者側も薬と偽薬の違いを知らない、患者側も知らない、という二重盲検という条件下でデータを収集することです。これでもってようやくプラシーボ効果について議論できるという約束になっています。

 

その二重盲検の基準にはまだ達しないものの、依頼者側については盲検が可能だな(単盲検法)と言うことに気づいたわけです。

 

たとえば20人の依頼者を用意して、ランダムにそのうちの10人については、遠隔レイキを行うこととし、残りの10人については依頼者には知らせずにやったフリだけを行うこととします。私の方法ではコミュニケーションはテキストチャットだけですので、その気になれば、やったフリがかなり完璧に出来てしまうというわけです。

 

これで、やったフリのほうはストレスがストレスであり続けるが、遠隔レイキをやった群だけは0になる、ということが示されれば、研究の世界のルール上は、遠隔レイキに感情解放の効果があるということのかなり強い証拠として論文化が可能になる、ということです。

 

もし仮にやったフリのほうでぐんぐんと数値が下がっていったら....それはそれで凄いことですよね。15年間悩んできたストレスが、本人の思い込みだけで0になるのであれば意外じゃないですか?

 

ところが残念ながら、治療者側を騙すというのはちょっと難しい。レイキを行う側が自分がレイキをやっているのかどうか知らない、という状態は作るのが難しいので、二重盲検にはならない。。。

 

と思っていたのですが、書いている途中に思いつきました。

 

たとえば封筒の中に「遠隔レイキを行う」「遠隔レイキを行わない」と書いておいて、治療者側は中身を見ないまま、「封筒の中の指示に従ってレイキを行う」という設定でレイキを使えば、うーん、これはまさに、患者も依頼者も本物と偽物を知らないままセッションをするという、二重盲検ができてしまうかもしれませんね。

 

一つ問題点としては、遠隔レイキを行うときにレイキを行う側は手にピリピリ感が発生するので、それで自分で区別がついてしまうかもしれません。惜しい!

 

今のところ、研究分野が違いすぎて自分でこれを仕事にするということが考えにくいのですが、こういう内容に興味のある研究者の方がいれば、是非協力しますので、ご連絡下さい。zetsugaku.muyuアットマークgmail.com

 

 

なお、面倒くさいと思っていて、ホームページの整備が一向に進む気配がありませんが(すんません)、オンラインの個人セッションも受け付けていますし、レイキやキネシオロジーもオンラインで個人教授をしていますので、ご希望の方はFacebookや電子メールでお問い合わせください。

 

ではでは、皆さん、お家で安全にお過ごしください。