こんにちは、絶學無憂です。

 

キネシオロジーを学んだ人ならば最初のほうで習うことですが、「自分で選ぶ」というのは、14経絡の中でも親分格の任脈のエネルギーの流れと関係しています。

 

恥骨辺りから下顎、舌へと正中線を下から上方向へ流れる経絡が任脈で陰陽でいうと陰です。いわゆる目に見えない氣の流れが下から上へとスムーズに通じていれば、「自分で選べる」状態ですが、これが乱れてくることと「自分で選べない」という状態になり、これらが表裏一体となっています。

 

「自分で選べない」と言って悩んでいる人が無理やり「自分で選ぶ!」と決めても非常に苦しい感じになりますが、それは任脈が乱れたままだから、ということになります。

 

ですので、手で任脈を正しい方向に(下から上へと、股間から口へと)なぞることで、任脈の流れを整えてから、「自分で選ぶ!」と決めれば、すんなりといきます。

 

この辺りは人間というのはほとんど機械仕掛けのようにシンプルにできているので、これに抵抗してもしょうがありません。

 

ブレーカーが落ちて電気がつかないときに、電気のスイッチを気合を入れて

 

おりゃあぁぁぁ!!!

 

と連打しても、電気つかないです。

 

ブレーカーを戻してから、電気のスイッチを入れればつきますね。

 

同じです。

 

任脈に対応している棘上筋の筋肉反射テストを覚えれば、自分の任脈が整っているのか乱れているのか、手軽に診断できるようにもなります。

 

中国伝統医学のほうでは脈診というので経絡の状態を調べるそうですが、この技術は習得に何年もかかるような難しいものだと聞いたことがあります。任脈のテストなら、ちゃんと習えばたいていの人はその日から出来ます。

 

全員、と言わないのは、スイッチング(筋肉反射テストができない、エネルギーが乱れた状態)を起こしてしまう人、スイッチングが常態化している人がかなりの数おられるからです。

 

なお、手で任脈を下から上へとなぞるときに、なりたい自分を言葉で宣言してアファメーションを行うと、意図した方向にエネルギーが流れやすくなります。

 

「大いなる存在(神・仏・宇宙、その他なんでもあなたの好きな呼び方で)に委ねることを私は選択します」

 

というアファメーションがブレインアップデートの田仲真治さんのオススメです。

 

私の旧ブログに任脈調整の方法や棘上筋のテストの方法を書いているので、もっと詳しく知りたい方はそっちをみてくださいね。この古いブログは、筋肉反射テストの正しい・間違っているという結果の二元性の中で書いていたので、方向的には地獄行きでしたが、この記事のテクニカルな内容はそれほど間違っていないと思いますので、残してあります。