こんにちは、絶學無憂です。

 

以前、「クレイマー・クレイマー」のダスティン・ホフマンの名演に触れたとき、メソッド演技法の役者はしばしば人生がボロボロになる、という話を見つけてご紹介しました

 

もう一度Wikipediaから引用すると

メソッド演技法では、役作りのために自己の内面を掘り下げるため、役者自身に精神的な負担をかけ、そのため、アルコール中毒や薬物依存などのトラブルを抱えるケースも少なくない。マリリン・モンローやモンゴメリー・クリフトは役作りに専念しすぎるあまり、自身のトラウマを掘り出したがため、情緒不安定となり、以後の役者人生に深刻な影響を及ぼしたと指摘されている。 また、ヒース・レジャーは、ダークナイトでのジョーカーの役作りの結果不眠症に陥っており、この為に服用していた睡眠薬の副作用によって映画の公開を待たずに死亡するまでに至っている。

こういうのを見ると役作りというのは、エネルギー的には(目に見えない世界のレベルでは)他人になってしまっているようなんですね。

 

野口整体の悠遊塾・裕博さんの記事を見ると、まさにこれと同じ事例が出ていました。

 

役者の身体というのは、役を演じるにあたり、

整体でいうところの、体勢を組み換えて、身体をつくりあげるのです。
 
中でも、老人の役という方の身体を観てましたら、
公演前には、しっかりと老人体型になってくるのです。
 
そして、公演が終わったら、きちっと元の自分の身体に戻らなくてはいけなかったのですが、
しばらくして操法にみえました。
 
先生がおっしゃるように役が抜けなくてと。
そして、どうしても腰が重たくてこれませんでしたと。

 

詳しくはリブログ元をご覧いただければと思いますが、整体指導者の視点から見ると、この役者さんの身体はまさに「老人化」を示していたのだそうです。

 

私自身も20頃の記憶ですが、何かの拍子にお面をかぶると、突然自分の鬱陶しいキャラが変わって楽しい人になるのを体験したことがあります。普段はこんなに自由に自分を表現することが全然できないのになんでだろう、と当時思っていましたが、どうもそういうものなんですね。

 

役作りをするとか、お面をかぶるとか、意識を他人へ向けるとか、そういうことで、一瞬でエネルギーが変わってしまうのです。実際にやったことはありませんが、この変化は筋肉反射テストを使えばかなりはっきりするでしょう。キャラを変えた途端に、経絡のスイッチの状態がバンと入れ替わっているはずです。

 

そういえば、先週もなんだか子どもたちがゲームばっかりして鬱陶しいなあー、という日に、雨に濡れたので短パンに履き替えたら自分のキャラが変わってしまって、子どもたちと家の中で暴れて遊び回ったということがありましたな。短パン一丁で、なんか変わりましたね。

 

私もお世話になった田仲真治さんのブレイン・アップデートでは、筋肉反射テストを使って、その人が無意識にかぶったままになってしまっている着ぐるみや仮面を同定して、それを外すというワークがありますが、幼いときにおそらく遊びがてら思いつきでかぶってしまったテレビのヒーローの着ぐるみなんかを大人になってもずっと来たまんまで、なんとなくそのキャラクターの特徴そのままに行動してしまっていたり、ということが非常に沢山あるようです。ほとんどの人がそうかもしれません。

 

私は五月人形の鎧兜を着用してました。防御によい、と思ったんでしょうね

 

ちなみに今、筋肉反射テストで調べると私の子供たちもばっちりなんかの着ぐるみを着用しているようです。大人になってもそのままだったらなんとかするかなー。