こんにちは、絶學無憂です。

 

キネシオロジーでは自分軸というのは簡単でして、任脈のエネルギーです。

 

任脈というのは14経絡の中でも親分のようなもっとも重要な経絡であり、恥骨から舌へ向かって正中線を登るように走っています。

 

この任脈に対応するのが肩甲骨と上腕骨に付着している棘上筋で、この筋肉を弛緩させると両手で股間の局部を覆い隠すような姿勢になり、この筋肉を収縮させるとその手をおっぴろげてバンザイするような格好になります。

 

いやーん、恥ずかしいわと股間を隠しているときは、任脈のエネルギーが弱く、バーンと局部をおっぴろげているときには任脈のスイッチがバシと入っている状態、と言えます。これが比喩的にも成立します。

 

キネシオロジーの考え方では、対応筋の調整をすることは、経絡を調整すること同等とみなされるので、股間から手をバンザイする体操は自分軸を築くことに繋がります。

 

また任脈を調整する技術がいろいろありますが、たとえば任脈を流れに沿って、恥骨から下唇へ向かって手でなぞることで、任脈の流れを整えることができます。

 

他にも脊椎反射ポイント、神経リンパポイント、神経血管ポイントというところを刺激することで任脈を調整できます。

 

「自分軸を確立しよう」と頭で思ってもなかなかそれだけでは難しいかもしれませんが、実はこのように肉体面からのアプローチというのもあるのです。そして、実際に任脈のスイッチを入れたり切ったりして、どのように感じ方が変わるかを体験してみることもできます。