こんにちは、絶學無憂です。
今日はギックリ腰になった、さあどうしましょう、というお話。
ほんの一週間前は歯痛で何も出来ず、演奏会出演の予定も2つキャンセルして、お先真っ暗、というノリだった、はずなのですが、痛みが引いたので、今週末はテニスのやりすぎで疲労困憊という、まったく両極端な過ごし方を経験しています。別に歯が治ったわけではないですが。
4時間もテニスやって、終わりの方でちょっと腰にぎっくり来てしまい、そのまま誤魔化して続行して帰ってきたものの、一晩経った今朝は、歩くのもやや不自由な感じで、これまた仕事に影響が出てしまうな、ちょっとうんざりだな、と思っていました。
いわゆるギックリ腰、急性腰痛症、というやつです。
タッチフォーヘルスを用いるか、自己靈氣を用いるか、そのへんで対処できるかなー?と思っていたのですが、別のアイデアが浮かんだので試してみました。
先週、歯痛を沈静化するのに効いた、かもしれない(???)、という活元運動です。
腰の痛みに意識を集注して、体が動きたくなったらその衝動に身を任せて、活元運動を誘発しました。「活元運動」というのは、野口晴哉先生の整体操法の中心的な概念の一つで、体がバランスを回復しようとして生じる無意識的な自働運動のことを指します。
実際に、横になったまま腰の痛みに集注したら、やはり活元運動が出たのですが、20分ほどでしょうか、断続的にベッドの上でクネクネと不気味な動きを繰り返してた後で、ドッコラショと起き上がって見たら、あら不思議、本当にスタスタと歩けてしまいました。これは効いた、としてよいでしょう。
一般的な活元運動の誘導法についてはこちらをご覧くだされ。写真入りでよくまとめられています。
http://www.yuwa-seitai.net/touin/katsugen.html
野口晴哉先生自らによる解説が読みたい人はこちら、ちくま文庫の「整体入門」をどうぞ。
中でも「漏気法」というのは(たぶんものすごく)大事です。私はそれをサボってしまっていますが、サボると頭がクラクラしてしまいます。サボらないようにしてください。
私の場合は10年以上前ですが、整体協会の活元運動の会に一回か二回参加して、このやり方を学び、自分でも何度かやって訓練していたこと、そのもっと前に、西野流呼吸法でやはり気の力で走ったり転がったりということを訓練したことなどがあり、活元運動が出やすい状態にはなっているのだと思います。病腺に靈氣すると(あるいは硬結に愉氣をすると)、たいてい活元運動が出ます。
が、痛みに集注したら激しい活元運動が出るというのは、歯痛のときに初めて気が付きました。