こんにちは、絶學無憂です。

 

いきなりですが、皆さんはガイアの法則についてお聞きになったことがありますか?

 

千賀一生(ちが・かずき)さんが著書「ガイアの法則」の中で発表された、地球の文明発展の法則です。

 

 

 

 

詳しく言葉で語るより前に見てもらったほうが早いのではと思います。この地図をクリックして頂くと、スクロールできるGoogle 地図へと飛んで、拡大表示もできるようになります。私はこういう地図が大好きなのです。

 

 

この世界地図は何を表しているかお分かりでしょうか?

 

人類の歴史上それぞれの時代にもっとも栄えた文明が位置した場所を地図上へプロットしていくと、このように正確に経度で22.5˚ずつずれた場所に、順々に文明が栄えていったというのが分かります。要点をバシッとまとめるとこうだ!

  • 地球の歳差運動周期25,766年のの1/16に相当する1611年周期で22.5度(1/16)東西文明の中心地が移動するとされます。
  • 最初の805.5年は東回りスピンの文明が、後半の805.5年は西回りスピンの文明が繁栄する。東回りの文明はより統合的(右脳的)であり、西回りの文明はより分離的(左脳的)である。
  • 日本海溝の辺りと、大西洋にそれぞれのエネルギーの極が形成されており両者は180度離れている。
  • なお西回りについては、402.75年遅れて11.25度の位置にも文明中心が作られる。

本当かな?と思った人は実際にGoogle地図でそれぞれの文明の跡地が実際にそのような経線の上にできていたのか確かめてください。インダス文明については、経度のずれが他よりもやや大きい傾向がありますが、ちょっと偶然というには年代といい、経度といい、あまりにもよく出来過ぎだと感じます。

 

 

なぜこんな現象が生じるのかということですが、本書によればスピンというのは私達が思っている以上に重要な意味を持っており、また1/16という比率も特別な意味を持っているために、地球の構造上、必然的にこのように時代時代に応じてもっともエネルギーが強い場所というのが出現するのだとか。

 

皇室の家紋でもある十六菊花紋の十六もこの16という数字の神聖性を表しているのだそうです。

 

 

 

なお、千賀氏の本(2010年)よりもはるか前に、文明研究家村山節(みさお)氏(1911年~2002年)が、1937年頃には文明800年周期説というのを既に唱えており、見て頂くと分かりますが、基本的には同じ観察事実に基づいたものだということが分かります。

 

さらに京都大学名誉教授の岸根卓郎氏も、「文明論―文明興亡の法則」(1990年)という本の中でどうやら東西文明の周期交代ということを述べているので同じような内容かもしれません。この本を入手して調べたわけではないので、どなたかご存知の方がおられたらお知らせください。

 

そしてこのガイアの法則が今、日本人にとって特に重要である意味は.....

 

他でもありません。1995年(この年の初めに起こった阪神淡路大震災の震源地はちょうど東経135度線の直ぐ近くで、北緯34度36分、東経135度02分、深さ16kmと公式発表されている)から100年の転換期を経て、経度0のロンドンを中心とした、これまでのアングロサクソン文明が衰え、東経135度の線を中心とした、新しい東洋文明の発展期を迎えることが予想されており、つまり、もういま既にこの変革の真っ只中に我々はいる、ということです。

 

新たな時代は、単に805.5年周期の西洋文明と東洋文明の切り替えというのみならず、もっとも東洋文明の統合的な性質が色濃く表れた文明となると予想されています。これはちょうどこれまでのアングロサクソン文明がもっとも左脳的な文明として栄えたことと対をなすのだそうです。これは日本海溝の辺りと、大西洋にそれぞれのエネルギーの極が形成されていることに関係しているようです。

 

そう、この新しい文明では、二元性を超えて両極を統合した全く新しい価値観が発展するだろうと期待されており、そこで活躍するのが我らが日本人であるだろうということが、地図と年表から自ずから予測されてしまうのです。

 

後100年生きればこの文明の安定期に入るところが見られるのかもしれませんが、それは私の孫やひ孫の世代かもしれませんね。