こんにちは、絶學無憂です。

 

最近の記事「33. 顔ねえ」に、津原明宏さんからコメントをいただきました。津原さんは、プロのキネシオロジストとして臨床で活躍される傍ら、YouTuberとしても、とっても興味深い視点でのお話を伝えてくださっています。2年前に最初にセルフ筋肉反射テストを行った時に、参考にしたもののひとつが津原さんのYouTube動画でした。独特の語り口が面白くて、「違う話になってしまった」という一人ツッコミでよく笑ってしまいます。

 

キネシオロジーについていえば大先輩に当たるわけですが、わざわざ私の記事に目を通してくださっているということがこれで分かり、まずはそれに対してありがたいと思いました。頂いたコメントは以下の通りでした。

 

YouTubeとかでお世話になったことがあります。
小林正観さんの本で良く出る内容なんですが。
見方を変えると、一人でも来てくださった方を見ずに、来ないほうを見ている。
2人集まってくださった方を見ていけば良き仲間が集まるかもしれません。
余計事でした。

いやいやいやいや、全然余計ごとではありませんですよ。

ドンピシャリ事ですよ。

ズバリ!とご指摘いただいてありがとうございます。

 

これはもう本当におっしゃる通りなんですよ。

 

前の記事にも書きましたが、学生くんの言いたかったのも、「何言ってんだ?眼の前にちゃんと俺らがいるじゃないか?」ということなんですよね。

 

このときは、三人「しか」集まらなかった上に、他の二人が延々と30分も最初から脱線した話を続けたので、私がふてくされて「やめようか」と言い出して、次の30分は、若い二人に私のふてくされにお付き合いいただいて、この会をどうしようかみたいなことを話してたんですが、ようやく終了予定の時間になって、今からでも簡単でも本題に移りましょうか、と言って、本来話すべき科学談義を始めたわけなんですが....

 

いやー面白かったー(笑)。

 

まさに学生くんが直前に行った通りで、深い話のできる相手がいるなら人数は関係ない、というその通りでした。

 

豊かさの方をちゃんと見ずに、欠乏感のほうに焦点を当てているので、引き寄せの法則で散々語られている通り、宇宙の必然として、イライラ感情を体験していました。これは、このイライラ感情が、焦点が欠乏のほうへ当たっているよ、というのを教えてくれていた(学生と二人三脚で)わけでもあります。

 

もう10年も前になりますが、当時、引き寄せの法則を齧った後で、研究室の後輩たちに向かって盛んにエラそうに言っていたのは、コップの中に30%しか水がない、と見る、つまり70%の不足だ、と見るのか、30%も水がある、と見るのかで、ぜんぜん違う世界になるんだよ、ということでした。これについてはまた面白いエピソードを思い出したので、また記事にします。要するに、10年も前から知っているのに、この日はそれができていなかった。

 

で、思ったのは、はて、なんでこのテーマに関しては、特にこういう失敗パターンの思考にハマっているんだろうかということです。最近あまりこれをもろに経験することは多くないので。

 

浮上してきたのは、「誰のために?」っていうことです。

 

この会を運営するに当たって、自分は独裁者になる気が毛頭ないので、「他の人達がやりたいっていうならやりましょうか、お手伝いしますから」っていうような、設定になってました。これは、私の前任者(創設者)も似たようなスタンスでやっていて、毎回、終わる時の決まり文句が「これって続ける意味ある?」っていうのだったので、これも毎回私が「あるあるあるある」って言って、持続させていたんです。これが面白いと思って自分も踏襲しようと思ったんですが....

 

この設定の裏側にあるのは、「この会がどうなるかは皆さんの意思次第であって、私の個人的思惑とは別である」って言うことだと思います。これだとなんだかスマートに聞こえてしまいますが。

 

もっと簡単にいうと、「他人の顔色を伺って運営しよう!!」っていうことになりますね。

 

ところが、これって、全然自分軸中心ではないですよね。そもそも他人の顔色を私がコントロールすることは出来ないので、この設定だと終始、何考えているかわからない、不特定多数(というほど人数が多いわけでもないが)の気持ちを推し量って行動することになりますから、必然的にフラストレーションが貯まるのだなあ、とそういうカラクリが見えました。

 

つまり、もっと貪欲に、自分が楽しいように追求していくことが、実は他の皆さんのためにもなっていく、というそういうお題だったのではないかな、と実は前の記事を書いた後に思っていて、そこへドンピシャリのコメントを頂いたのでした。かといってあんまりどうこうしようというアイデアも無いんですが、来年は「Wagamama」をテーマにしてやってみようかな、と思っています。と、こんなところで会長の所信表明をしてしまった。