続 サラリーマン清水港

★★★★

1962年3月7日公開/カラーシネスコ/90分/東宝/

製作   藤本真澄 脚本   笠原良三 監督   松林宗恵

撮影   西垣六郎 音楽   神津善行 美術 浜上兵衛

出演-森繁久彌・小林桂樹・加東大介・三木のり平・司葉子・草笛光子・宝田明・河津清三郎・東野英治郎・新珠三千代・志村喬・久慈あさみ・英百合子・夏木陽介・藤山陽子・藤木悠

 

同年の1月3日に公開された「サラリーマン清水港」の続編。

この続編も非常に面白かった。正続、共に通常以上の面白さは珍しい。

義理人情に厚くケチな堅物男、河津清三郎が良い。

 

藤山陽子に振られた小林桂樹には、司葉子が新恋人として登場。野球試合のシーンでの、加東大介の監督サインのギャグもおかしい。加東はずっと生真面目な専務役が多かったから、久しぶりのコメディー演技となっている。

 

三木のり平は相変わらずアドリブ連発らしく、森繁や小林、加東まで笑いを堪えているシーンがあった。松林監督は、森繁や三木のアドリブをそのまま生かしての演出方針だったらしく、チームワーク冴える、その良さが画面に出ている。

 

ラストは、憎き仇敵、東野英治郎をギリギリで立場逆転、ギャフン!と言わせて爽快痛快。やはり映画はこうでなきゃぁの見本。

 

以下Wikiより転載

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『続サラリーマン清水港』は、1962年3月7日に東宝系で公開された日本映画である。カラー。東宝スコープ。

概要
『社長』シリーズ第13作。本作では、業績が傾いた「神戸屋」を、主人公・山本長五郎が立て直そうと悪戦苦闘する話となる。

前作に出演し、次作『社長洋行記』からレギュラーとなるフランキー堺は出演しないが、本作のみ河津清三郎と宝田明と志村喬が助演している。

同時上映
『旅愁の都』
脚本:井手俊郎/監督:鈴木英夫/主演:宝田明/宝塚映画作品