続 社長道中記

★★★

1961年5月30日公開/カラーシネスコ/88分/東宝/

製作   藤本真澄 原作   源氏鶏太 脚本   笠原良三 

監督   松林宗恵 撮影   鈴木斌 音楽   古関裕而

出演-森繁久彌・小林桂樹・草笛光子・三木のり平・加東大介・淡路恵子・団令子・田崎潤・山茶花究・中島その子・藤原釜足

 

前作「社長道中記」から1ヶ月後の公開。シリーズ第11作目。

 

今回は食品会社の森繁社長が、名古屋に行って養殖ウナギの缶詰の契約を取り付けようと奮戦するお話。

 

前作に続いて小林桂樹中心に物語は進行して行き、婚約者・団令子のライバル、草笛光子が登場。「続 サラリーマン忠臣蔵」でも小林は草笛に惚れられてしまう役柄だったが、今回も全く同じ。

ただ「またか・・・」の感じはない。草笛光子という役者に嫌味がないからだろうか・・・。

 

出張先の旅館で、森繁が自殺志願の中島その子にそそのかされて、ライバル社長・山茶花究の部屋に忍び込んでしまうシーンが面白い。すかさず小林を夢遊病者扱いにして急場をしのぐ所は大笑いだった。

 

以下Wikiより転載

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『続・社長道中記』は、1961年5月30日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。

概要
『社長シリーズ』第11作。本作では海外向けウナギの缶詰を作ろうとした「太陽食料」が、名古屋に行って、養鰻会社相手に奮闘する話。地方ロケは名古屋の他、静岡県は浜松市が有る。

本作は草笛光子を筆頭とした女優陣の演技が光り、そのうち中真千子は3作後の『社長洋行記』(監督:杉江敏男)よりレギュラーに加わる。

なお、音楽は古関裕而に代わって、初期に活躍した松井八郎が担当しているが、本作をもって松井はシリーズを去る。

同時上映
『妻として女として』
脚本:井手俊郎、松山善三/監督:成瀬巳喜男/

主演:淡島千景・三沢英之助・森繁久彌・三沢福子・久慈あさみ