知りすぎていた男

★★★

1956年6月1日米国公開/カラービスタ/120分/パラマウント/

原案    チャールズ・ベネット、D・B・ウィンダム・ルイス 

脚本    ジョン・マイケル・ヘイズ、アンガス・マクファイル

監督    アルフレッド・ヒッチコック 撮影    ロバート・バークス

音楽    バーナード・ハーマン 編集    ジョージ・トマシーニ

出演-ジェームズ・ステュアート、ドリス・デイ、クリストファー・オルセン、バーナード・マイルズ、ブレンダ・デ・バンジー、ダニエル・ジェラン、ラルフ・トルーマン

 

前作「ハリーの災難」から8ヶ月後に公開されたヒッチコック監督作。

1934年(昭和9)に公開されたヒッチコック監督作「暗殺者の家」のリメイク。

 

映画は異国情緒たっぷりのモンゴル・マラケシュから始まる。医師役のジェームズ・ステュアートとドリス・デイの夫婦に誘拐される子供の、三人が国際防諜事件に巻き込まれる。

 

ドリス・デイは人気歌手の役柄で、劇中に子供と一緒にヒット作「ケ・セラ・セラ」を歌う場面がある。この歌が、ラストの重要な伏線になっているところが流石だ。ドリス・デイを配役した理由が納得できる。

 

正直に言うと少し長くて飽きてしまう。

ラストの音楽会のシーン、映画の音楽を担当したバーナード・ハーマンが指揮を振るうが 、前半部分が長くてまるで音楽映画のようで、クラシックに興味ない人間にとっては冗長だった。

 

その後の、エンディングへの流れも長くて、飽きてしまった。

 

以下Wikiより転載

--------------------------------------------------

『知りすぎていた男』(The Man Who Knew Too Much)は、アルフレッド・ヒッチコック監督による1956年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。テクニカラー、ビスタビジョン作品。ヒッチコック監督のイギリス時代の1934年の映画『暗殺者の家』を自らリメイクした作品である。

主人公である米国人マッケナ医師役をジェームズ・ステュアート、同夫人役をドリス・デイが務めた。作中でドリス・デイが歌う『ケ・セラ・セラ』は第29回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した。

本作のオリジナル版「暗殺者の家」も名作であったが、ヒッチコックが後にフランソワ・トリュフォーに語ったインタビューによると「オリジナル版は若干腕の立つアマチュアの作品」であり、本作は「実力を兼ね備えたプロの作品」としている。

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「自身の1934年の映画をリメイクしたヒッチコックは『知りすぎていた男』に絵のように美しい舞台と国際的な陰謀を吹き込み、ジェームズ・ステュアートによる見事に混乱した演技に助けられている。」であり、38件の評論のうち高評価は87%にあたる33件で、平均点は10点満点中7.8点となっている。 Metacriticによれば、11件の評論のうち、高評価は10件、賛否混在は1件、低評価はなく、平均点は100点満点中78点となっている。

受賞歴
第29回アカデミー賞歌曲賞:『ケ・セラ・セラ』(作詞:レイ・エバンズ、作曲:ジェイ・リビングストン)