今日はいつもと、
ちょっと違う話しです。
今までにもあちこちで
書いてきているのですが、
私には９０歳になる伯母がいます。
今日はその叔母の話しです。
タイトルにもありますが
彼女は一人で
どこにでも行きます。
とは言え、流石に９０歳なので
歩くのはかなりゆっくりです。
でも、杖をつきながらですが
どこでも、一人で出かけます。
市内を走る巡回バスを上手に使い
はたまた、駅から病院までの
送迎バスの運転手と仲良くなって
こっちも上手に使っているようです。
でも、基本的には
自分の足で歩いています。
足が上がりにくくなったので
階段は辛い様ですが
平坦な道路であれば
かなりの距離を歩けます。
杖はほとんど飾りです・・・（笑）
ちょっと前、道でころんでしまい
立ち上がれなくて困っているのを
女子高生、数人に助けられて
やっと、杖は必要と観念したのですが、
それ以前は。。。
「あんな年寄りくさい物、持てるかいな！」
と断固、拒否ってました（笑）
そんな叔母は一人暮らしです。
叔母は長女。
弟が私の父で、既に他界しています。
妹も居たのですが、
幼い頃に亡くなっています。
近い親戚と言えば
姪にあたる私と
甥にあたる私の弟、くらいです。
５５歳まで、
小学校で先生をしていました。
専門科目は算数。
苦手な教科は音楽と体育。
とっても怖い先生で
有名だったそうです。
一度、結婚したのですが
すぐに別れてしまった様です。
それからずっと一人でいます。
今でこそ、
「お一人様」が特別では無くなって
一人焼き肉とか
一人ゴルフとか
一人しゃぶしゃぶとか
一人旅行とか
色々一人で出来る事がありますが
５０年近く前、昭和のあの時代に
叔母は、一人で
何でもやっている人でした。
学校といえば長期の休み。
当時は先生も、子供と一緒で
がっつりお休みが貰えていました。
なので・・・
夏休み・冬休み・春休みと
全部、どこかに一人で旅行ですよ。
正月も家に居ませんでした。
特に夏休みは
一人で海外ツアーに入っていた様です。
「一人の企画がないから、
二人分の部屋代を払わなあかん」
と、ぼやいていたのを覚えています。
パワフルな叔母は、それでも
色々病気も経験しています。
骨折もありましたし
癌で手術も受けています。
今も、
心臓の血管にステント入ってますし
実は大動脈瘤も抱えています。
いつ破裂してもおかしくありません。
でも、一人で生きています。
何でも、自分でやります。
４年くらい前から、高齢者用の
簡単スマホを使い出しました。
先日、よく落ちる様になったから
新しいスマホに変えようと思っている。
と、ラインで報告が入りました。
いつも、一人で何でもやってしまう
そんな叔母ですが・・・
さすがに今回のスマホの買い替えは
私が付いていかないとダメかなぁ～
と、思っていたのですが
気付くと勝手に
ドコモショップに一人で行って
新しいスマホをゲットしてました。
自分の叔母ながら
「凄過ぎだなぁ～！」と
感心しました。
そんな彼女。
先日、こんなラインを送ってきました。
おととい高島屋に行ったついでに、
久しぶりに高島屋の前の歩行者天国と、
街歩きをしてきました。
変ようにびっくりしました。
おいしい天ぷら屋さんを見つけて
食べてきました。
揚げたてでおいしいかったです。
席は、カウンターで間に仕切りがあり
コロナ対策は、万全でした。
まあまあ元気です。
９０歳。
一人で難波へ出かけ
一人で歩き
一人で天ぷら屋に入り
一人で食事を満喫し
一人で帰ってきています。
あ～この人。
まだまだ死なんな・・・( ´艸｀)
と感心してしまったのは
ここだけの秘密です。