軽快なカメラ | アントラーズ原理主義

アントラーズ原理主義

ブログの説明を入力します。

これはNikonの中堅マニュアルカメラ New FM2だ。
型番にNewが付いているので、二代目のFM2ということになる。
実は、この二種類のFM2も通算すると約20年にわたって製造されたカメラでロングセラーモデルである。
このカメラ、シャッター速度が最速1/4000、シンクロ速度が1/250と当時としては最高の性能を持っていた。
しかも、電池がなくてもシャッターが切れるので寒冷地ではプロの愛用も多かった。
しかし、欠点がないわけではない。
当時最速の1/4000のシャッター速度を実現するため、縦走りシャッターに軽量チタンを採用したが、あまりに薄いためフィルム装填時にシャッターに触れたり、ホコリを取るためブロアーで吹くとシャッター幕を壊してしまうことがあった。
New FM2では、シャッター幕をさらに軽量したが、三角形の補強を入れて強度を上げた。

このカメラも購入後かなり経つが今でも完全に作動する。
古くても使えるということが、Nikonカメラの魅力でもある。

写真は、NewFM2を前から見たところ。
気に入っている35mm F1.4を付けてみた。

裏蓋を開けてチタン製の軽量シャッター幕を見たところ。
フィルムカメラの内部はシンプルだ。

軍艦部を上から見たところ。
1/4000まで刻まれたシャッターダイヤルがある。
同じダイヤルでISOの切替えも行うが、これを応用して露出補正ができる。