大聖堂 BOXセット (ソフトバンク文庫)/ケン・フォレット
¥2,685
Amazon.co.jp


久々ハマッタ小説。

こんなものが20年以上前に出ていたとは。


次の展開にワクワクしてページをめくる手が止まらず、上・中・下1800ページを一気に読んでしまうほど◎
再度上巻の1ページを開くと、その1800ページがまるで1本の糸で繋がっているかのような錯覚を体感。。



続編やドラマhttp://www.youtube.com/watch?v=pU3bUJroGNg

もあるので、じっくり堪能していこうかと。



舞台は12世紀のイングランド。

壮麗なる大聖堂の建立をめぐり、半世紀に及び数多の人びとが織りなす波瀾万丈の物語。



いつの日か大聖堂を建てることを夢見る建築職人。

権力や自己に対する甘えに屈せず、腐敗した教会を人生をかけて立て直す敬虔な信仰者。

権力と豪華絢爛たる自己を保持しようとする見かけだけの信仰者。

置かれた環境に毅然と立ち向かう王妃。

ひたすら人を恨み、嫉妬し、暴力で民を統一させる豪族。



それぞれの性格、表情、雰囲気、心の内面、体感していることが詳細にわたって描写されているので、読み終えた後、彼らがどんな人物なのかがまるで会った人かのようにくっきりと覚えているほど。


「半世紀」

という年月がいかに多くの物語を創り出していくのか、というのを体感させてもらった作品。

若さは老いに、

情熱は熟考へ。

時には聡明な道から愚かな道へ転落し、

熱意も諦めへと変わる。

それも10代、20代の過ごし方如何によるかと。



asahi新聞からの引用↓


あまりの長さに尻込みする読者もいるだろう。巻末で児玉清が解説するように(愛情溢れるいい解説だ)、物語のうねりに翻弄され、読み終わったときにはへとへとになる。だからすぐ読めとはいわない。しかし充実の読後感はおそらくあなたの心に一生残る。死ぬ間際に「ああ、私は面白い本を読んだ」と回想できるなら、それは至福の人生なのである。

http://book.asahi.com/review/TKY200905120112.html




心に残った箇所↓



『大聖堂』上




命令には従わず、上位修道僧の威権に反抗し、食物を盗み、卵を割り、馬を放ち、弱い者をバカにし、年長者を愚弄した。唯一彼フィリップが手を出さなかったのは、神聖を冒瀆することであった。その故に、修道院長は彼の悪行のすべてを許した。p155




敬虔な気持ちで神に捧げられた人的資源を、どぶに捨てるように浪費するとは。p209


「自尊心が過ぎるのはむろん罪だが、謙遜が過ぎるのも往々にして神の御心を踏みにじることになりかねない」p233




彼の威厳とみえるものは、高慢、短気、目下の者にたいする横柄な態度からきているにすぎない。p245




「昨夜、私たちに降りかかった災厄は、要するに物質的な問題でしかない。我々の営みは精神的なものである。我々の勤めは祈りであり、礼拝であり、観想である」p450






『大聖堂』中



神を信ずるというのは座して何もしない、ということには通じない。そうではなく、真心から精一杯の努力をすれば、必ずや道が開ける、と信ずることなのである。p167




近頃では、真夜中から夜明けまでの間が、唯一の読書と思索の時間になっている。日中は、修道院の管理経営の仕事に忙殺されるからである。p173




心の底に諦念に似たものがあるせいか、成功の為に成功を望むのは間違いである。という自戒の気持ちが湧いてくる。要するにこれは、矜恃の問題に過ぎないのではないか。フィリップは自分が矜恃の罪を犯しやすいことを、重々承知している。p174




「大切はことは、かれらを・・・あの人たちを、使用人のように扱わないこと」p178




人はなぜ死者のために祈りたがるのか、彼はそのとき初めて理解した。(中略)トムがあたえてくれたものは、食事や住まいといったありふれたものではない。トムは、かけがえのないものを、他の男ではあたえることのできないものを、実の父でさえあたえることのできなかったものを、ジャックにあたえてくれたのである。それは情熱であり、技能であり、芸術であり、人生そのものであった。p496




歴史は1つの事柄が次へと続いてゆく物語のようなもので、世界は限りない神秘なのではなく、有限の掌握可能なものである、ということだった、p534






『大聖堂』下



「心では奇跡を祈れ、しかし手ではキャベツを植えよ」p12




老人になってから、これまでの人生がすべて虚しかった、と知るのはどんなに恐ろしいことか。p615


__(メルマガから引用)


<ボス論>


自分のボス(上司)は、まず自分であります。
やりたいこと、やらなきゃいけないこと、ずっと考えていること・・・etc
そのカタマリを、自分が行動しやすいようにうまく分解できる人は、
「自分のことを上手く使える人」でしょう。



自分のことを上手く使える人(ボス)、というのは、

つまり、自分に対して“課題”を与え続けられる人なんだと思う。

問題を想定し、解決する。

PDCAサイクル(plan計画, do実行, check評価, act改善)を、常に“意識”して行っている人かと。



***************************


<クチグゼ>


「あぁ・・・この人、これ以上伸びないだろうな。」と感じる人に多いクチグセが、
「でも」とか「だって」です。
言っている本人は気付いていないと思いますが、これって要は相手の言っていることを否定している言葉なんですよね。

(中略)

性格は、変えようと思っても変えられるものではないのです。
しかし、「クチグセ」は今日からでも変えることができます。
そしてクチグセを変えれば、自ずと性格も変わります。
性格が変われば、生き方も変わってくることでしょう。
もし自分の生き方を変えたい、あるいは性格を変えたいと願うなら、まずは、自分の周りの人が、どんな言葉を発しているのか意識して聞いてみましょう。
こんな人になりたいな、と思う人はどんな言葉を話しているでしょう。
こんな人になりたくないな、と思う人はどんなクチグセがあるでしょう。
そして自分は、周りの人に対して、あるいは自分自身に対して、普段どんな言葉を発しているでしょうか。



脳科学者の茂木さんは、脳の中にミラーニューロンというものがあると言う。

例えば、誰かに「アリガトウ」と言うと、それが勝手に反応して自分に対して「アリガトウ」と言われたように感じるのだとか。

つまり、自他共の行為が互いの脳裏に映し出される細胞◎

イジメテばっかだと自分をいじめているのと同じだし、

イイ言葉を誰かにかければそっくり返ってくると。

「いや」「でも」「だって」「もう」は、なるべく控えようと思います↑


***************************


<2012年に向けて>


世の中には、「今やって、すぐに成果が見えないもの」というものがたくさんあると思います。
世の中で「偉大」と言われるものは、たいていそうではないでしょうか。
偉大・・・とまでは言わないけれども、大きな成果を手に入れたいのであれば未来を想像して、それに向けて今からできることを一歩一歩積み上げていく必要があります。
たとえ今すぐ成果が見えなかったとしても、やがてそれは大輪の花となって咲き誇ることでしょう。
「でも、そんな遠い未来のことなんて、今から想像できない・・・」という方もいるでしょう。
そんな方は、例えば今から半年後、つまり今年の年末を想像してみてはいかがでしょう?
さて今日から今年の後半6ヶ月が始まります。半年後の自分は、今日の自分と比べて、一体どんな成長があるでしょう?



よく先輩が言っていた。

「具体的ではなくて、ぼやぼやしててもいいから、まず10年後の自分の姿を思い描いてみよう。

 その瞬間、未来は変わっているよ」と。

少しでも将来に思いを寄せて、計画し、実行する大切さを教えてもらった気がするし、

何故か進路に不安を感じていた自分にとって、とても気持ちが楽になった言葉だった。

自分は、協力隊で年末からラオスに行くので、ラオス語の会話は書けて話せる姿を思い浮かべます◎


**************************


<節目>


目標を達成できる人は、途中経過を確認する「節目」を持っています。
 
半分まで来た折り返し地点だったり、四半期だったり・・・
 
その節目で自分を振返って「よし、できてる!」とか「もうちょっと
がんばろう」と考えるわけです。
 
 
よく「締切効果」という言葉が使われますが、締切直前になると、
自分でも信じられないようなパワーが生れることってありますよね。
 
夏休みの終わりの宿題とか・・・ずっと手を付けられなかったのに、
最後の1日になるとグッと集中できたり。
 
節目を持つと、その節目の数だけ「締切効果」を自分から引き出すこと
ができます。


竹は何故あんなに長いのに、しなやかなのか。

それは、たくさんの“節”があるからだという。

人にとっても節目とゆーのは、大事なタイミング。

その時に何を反省して、改善し、ちょっと先の風景を思い浮かべられるか。

年末に向けて、もっかい考え直します◎

扉をたたく人 [DVD]/リチャード・ジェンキンス,ヒアム・アッバス,ハーズ・スレイマン
¥4,725
Amazon.co.jp


予告編

http://www.youtube.com/watch?v=Rn3K199kv6c


わずか4館での公開が、口コミで270館に拡大.。半年間のロングラン。

主人公は、

「何年も仕事をしていない。忙しいふり。働いているふり。」

と、無気力で妻に先立たれた孤独な大学教授。


NYを舞台に、心の扉を閉ざした孤独で初老な大学教授と、ジャンベという楽器を奏でる移民青年が出会う――

異文化で育った異人種の交流という普遍的な物語を背景にしながらも、9.11テロ以降、外国人に対してきわめて例えば“不法滞在”などにも不寛容になっているアメリカの姿を鋭く指摘。


テロ対策とはいえ、法によって理不尽にも引き裂かれる現実。

考えさせられました。

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]/ウルリッヒ・ミューエ,セバスチャン・コッホ,マルティナ・ゲデック
¥5,040
Amazon.co.jp

1984年、国家を信じ忠実に仕えてきた共産圏の役人ヴィースラーが、盗聴器を通して自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく過程を描いている。


かつて旧東ドイツでその支配中枢を担っていたシュタージ。

統一後も、長い間映画のテーマとして描かれることはほとんどタブー視されていたようで、この映画がそして17年の重い口を開き当時の状況を語り始めた。


とても詳しく書かれているblog↓

http://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net/article/155988717.html


************************


印象に残ったシーン


主人公の劇作家ドライマンの東ドイツを批判した劇の冒頭


「国民について、統計局はすべて知っている。

 私が年間に買う靴の数は2-3足。

 私が年間に読む本の数は32冊。

 毎年オールAで卒業する学生は6347名。

 だが彼らが数えないモノが1つある。自殺者の数だ。

 役人達にとって苦痛なのだろう。

 連中に聞くがいい。

 東ドイツの国境で、どれほど多くが絶望して命を絶ったか。

 あなたはいずれ、自殺者の1人になるかもしれない。


 灰色の男達は国家を守っていると信じている。国民の幸せを。

 77年に我が国(東ドイツ)は自殺者を数えるのをやめた。

 彼らは“自己殺害者”と呼ばれる。なんと理不尽な呼び方だろう。

 そこには流血への欲望も熱い情熱もない。

 あるのは死だけ。“希望の死”だ。

 9年前数えるのをやめたとき、ヨーロッパで一番自殺者の多い国はハンガリーだった。

 次が東ドイツ“現存する社会主義”の国だ。」



ベルリンの壁、崩壊のニュースが流れたとき

「国境警備隊が検問所を開放しました。

 群衆は興奮のるつぼです。

 嬉しそうに叫ぶ人々。信じられない光景です。

 1989年11月9日は永遠に歴史に刻まれるでしょう。」



シュタージがいかに人々を苦しませていたのか、束縛していたのか。

いつまで続くか分からない苦悩。恐怖。

ベルリンの壁、というのは歴史の教科書では決してみることのできない

多くの人々の負の遺産で積み上げられたモノなのだと感じました。




の中でも、心揺さぶるトゥルーストーリーはほんとに毎度揺さぶられます◎


http://www.ntv.co.jp/rockyou/truestory/index.html


本日の内容↓(番組内容引用)

赤字ローカル線再生秘話 / 鳥塚亮

廃線間近のローカル路線を復活させた鳥塚亮さん。

転職し、公募されていた「いすみ鉄道」の社長になったのは49歳の時。
社員はやる気ゼロ、年間1億の赤字を挽回しなければ廃線...
追い詰められた時、今まで誰も気付かなかった「ある魅力」に気付いた。

鉄道オタクの知識でそれを生かしてみたら、
遠方からの利用者も増え、運行の継続が決定。

深い悩みの先、足元にある「答え」を見つけた男の物語。


*******************


転職しなければ、年収も倍はあった鳥塚さん。

“やりがいのある仕事”に巡り会えたことは、きっと今までの仕事を続ける以上に充実感があることかと。

だけれども、何故にこうやって巡り会えたのか

やっぱり、そーした自分の将来のvisionが趣味とはいえ、鉄道にちゃんと向けられていたからかと。

だから、自然とそーした情報や機会は巡ってくるんだなぁって思いました。

今はチャンスがなくても、力がつけば自ずとチャンスがきたときそこで力を発揮できるんだと。

そー思った内容でした◎



冬でも緑の芝生!たった一人の極秘作戦 / 鈴木憲美

2011年6月25日

冬でも緑のグラウンドを作った鈴木憲美さん。

30年前、日本の芝は冬には茶色く枯れるのが当たり前。
グラウンド整備員の鈴木さんは、
日本では無理とされてきた冬芝の栽培に1人で挑戦し、やっと適した方法を発見!

しかし...
「私の在任中に面倒なことはやらないでよ」
お役所気質の上司は冷たい態度。
「だったらオレが独りでやってやる!」

上司に黙って進められた17億円の大プロジェクトの真相。

************************:::

鈴木さんには日本一、という自負があった。
だけれども、外国からみれば冬には芝がないなんてありえない。
色々諸外国の人にも言われた。
そこで、作ってやろうじゃないか、って思うことが、責任感の表れ。
うちが日本一の芝があるところ。うちがやれば日本中に広まる、と。

正しいモノを正しい、と叫びきった鈴木さんの一歩に、
ウィニングエッジの大切さを学んだ気がします◎


世界に伝えたい!伝統への挑戦物語 / 山本征司

2011年6月18日

科学的検証を料理に持ち込み注目される日本料理人・山本征司さん。

「伝統」に疑問を感じながらの修行時代。
やがて独立し、参加した料理の国際会議で事件が。

理由はわかっているはずなのに、
外国人の質問に答えられる明快な"理論"が説明できない。
「俺も伝統を鵜呑みにしていたのか?」

そこで、ハモをCTスキャンするなど型破りの方法で食材を"検証"。
その時見えてきた全く新しい料理とは?


専業主婦50歳の挑戦 / 三浦由紀江

2011年6月11日

パートから営業所長に抜擢された三浦由紀江さん。

働いた経験ゼロの主婦が駅弁販売を始めたのは44歳のとき。
主婦目線の本音トークがウケて、売上も倍増。
いつしか社員にズケズケ言いたいことを言う「パートの親分」に。
しかし、挑戦した社員昇格の試験は不合格。
 
その時、社会人としては先輩だった娘の言葉で気付いた、自分の間違いとは。
何歳になっても自分は変えられる...ある主婦の奮闘秘話。


社長の謎を解け!?秘書奮闘記 / 中村由美

2011年6月 4日

日本一の秘書に選ばれた中村由美さん。
2児のシングルマザーだった中村さん。

やっと見つけた働き口は、近所のカレー店・壱番屋...
そこは「電話相手の社名を聞いてはダメ」など
"変人社長"の決めたルールだらけのヘンな職場でした。
理由もわからず怒られるばかりの日々。

しかし、集中して社長を観察すると、彼の求める「何か」が見えてきた。
上司とうまく行く秘訣を編み出した働くママの奮闘記。

******************************

社長の変なルールの意味は、突き詰めると相手方への配慮の現れ。
それに気付いた中村さん。
“今まで気付かなかったけど、社長は誰よりも先方を敬った行動をしている”と。
そこからずっと社長を観察。
クセ、身振り、好み、タイミングetcすべて書き込み、その数大学ノート4冊分に。
そして、スケジュール、資料、先方への配慮etcいつの間にか社長の行動全てを先んじるようになっていた。
社長も信頼して任せるように。以来、4代社長の秘書を務め、全国各地で秘書のための講演会にも抜擢。
「相手はどのように考えているのか」
を徹底的に貫いたママ中村さん。
“徹する”ことの大切さを感じました◎

北海道の地の果て、世界遺産知床五湖内辺りにある、岩尾別温泉。

冬期は積雪の為通行止めになってしまう、期間限定の温泉所。

たくさんの森林に囲まれ、多くのシカやキツネ、ときには熊とも遭遇することも!?

とても開放感溢れる場所です。


http://www6.ocn.ne.jp/~iwaobetu/


5uda@知床-SN3J0085.jpg

大木をそのまま使った露天風呂


5uda@知床-SN3J0089.jpg

広く結構深めの露天。すぐ傍に森があります◎


5uda@知床-SN3J0075.jpg

宿前に面した道を下るとある、無料温泉。秘湯。

【滝見の湯】 脱衣所ないので、あしからず。

結構熱いです。ザブンと入ってしまったことを後悔。


5uda@知床-SN3J0792.jpg

【三段の滝の湯】

のよーに見える。それぞれ入ることが可能です。

滝見の手前にあり、温泉の川のようにみえます。

イイお湯かげんです◎秘湯。

JR知床斜里駅から、車で40分ほど。知床ウトロ市街にあります◎

旭川ラーメンをアレンジした感じ。

特に麺がうまかった!斜里産小麦の“春よこい”を使っているんでしょうか。

海沿いに面したお店なので、店内から見える海もまたよかったです。


http://r.tabelog.com/hokkaido/A0110/A011002/1021053/


写り悪いですが↓


5uda@知床-SN3J0779.jpg

【特選ネギトロチャーシュー(醤油)】



ほんと美味しくなさそうにとってしまいましたが、

美味しかったです。

写真では見えませんが、豚トロの歯ごたえとラーメンのスープで仕上がったトロチャーシューを美味しく頂きました◎

あと、塩ラーメンも濃厚であっさりしていて美味しかったです!

次は、みそに挑戦いたします。

ニュースの天才 [DVD]/ヘイデン・クリステンセン,ピーター・サースガード,クロエ・セヴィニー
¥1,980  
Amazon.co.jp

http://www.youtube.com/watch?v=nA4N9ex56jA


1998年に起きたアメリカの権威ある政治雑誌『ニュー・リパブリック』の記者スティーブン・グラスによる記事の捏造事件を描いた作品。


リパブリック誌は、鋭い政治的論表で定評のある創刊90年の有名誌で、

米大統領専用機に唯一置いてある雑誌。

スティーブンもまた、人気ある記者で、多くのメディアにも出演していた。


ところが98年、ネット・ジャーナリズムに大きな衝撃が走った。
リパブリック誌はスティーブン・グラスの記事、41ののうち27が捏造であると謝罪。

彼の嘘は98年まで数多くの有名誌に掲載。


インタビューがDVDに付属してありそこには、


「読者をどのようにだましていたのか?」との問いに対し、


「ほぼ真実に近い記事を、A

 部分的に事実がある記事を、B

 ほとんど捏造した場合が、C

 完全にでっち上げたのは、D

 ・・・、人々をABで信頼を掴めば、Cも信じるようになる、Dの嘘でさえ真実になる。」

と語る彼の姿がとても印象的だった。


彼はその後5年間のカウンセラーをうけ、ロースクールを卒業し、NYに在住。

2003年、野心家の記者が記事を捏造するという処女作『でっち上げ屋』を発表。


********************************


「嘘に嘘を重ねていると、どうしようもできなくなった」

「例え嘘であったとしても、話を聞いて喜ぶ同僚の表情が忘れられなかった」

と語るスティーブン。


誰しもが他人に“認められたい”という気持ちをもっている。


だけれども、自分で自分を“認められるか”ということも今の自分にとっては大事だなぁって映画観ながら思いました。

エリン・ブロコビッチ コレクターズ・エディション [DVD]/ジュリア・ロバーツ,アルバート・フィニー,アーロン・エッカート
¥1,480
Amazon.co.jp

http://www.youtube.com/watch?v=9TjEklyF7-E

巨大企業を相手に、史上最大級の集団訴訟に勝利した実在の人物、エリン・ブロコビッチの活躍を描いたヒューマン・ドラマ。


そんな彼女は露出の激しい女性。元ミス・ウィチタの美貌ながら、離婚歴2回、3人の子持ち。


無職のシングルマザー・エリンは、交通事故をきっかけに強引に職を得た弁護士事務所で書類整理中、不審なファイルを見つける。

不動産売却の書類になぜか血液検査の結果が添付されていた。

調査した結果、大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止め、その恐ろしい環境汚染の実態を知る。

そこで明らかになったことは、原因も理由も分からない病気で苦しんでいる住民達の姿だった。


正義感と情熱だけを武器に、勝ち目の無い訴訟に敢然と挑むエリンは、自身が病気にかかりながらも活動を続ける。そんな地道な活動が住民たちの共感を呼び、大企業と交渉の場を持つまでに。ついには執念で600人以上もの署名を集め、全米史上最高の和解金350億円を勝ち取った。


******************************


信念を「貫く」とは、こういうことかを考えさせられる映画。

スイスの哲学者ヒルティはよく

「貫け!」

という信念をもっていたというけれども、

案外難しいこの「貫く」こと。


つらいな、きついな、眠いな、だるいな、友人との約束が、こんなに忙しかったら、もー、どうせ、、、


そんなときこそ、

「貫け!」


って、自分に言い聞かせて、奇抜な格好をしてまわりからどー思われようが、

資格がないから無能に思われようが、お金がないからって食べ物に困ろうが、


目の前に困っている人がいて、それを自分はどうにかできるかもしれない。

いや、どうにかしてみせよう。って

「貫き通した」

のが、彼女エリンかと。


ノンフィクションとは思えない展開、事実、陰謀。

“事実”を知る人が増えれば、苦しむ人は減るのかもしれない。

したっけ、“知識のアンテナ”をしっかりと張らねば、と思った映画でした。

大学時代に私は寄宿舎指導員というものをしていました。

かつては、いわゆる寮母と呼ばれ、自宅からは通えない寮生のお世話係です。


大体400名程の寮生の、勉強の支援、怪我や病気の際には保健室等で介護、進路相談などのキャリア支援、寮内でもお金の出し入れが出来るように金庫の管理etcをしていました。

特に、病気の時、成績が落ちたとき、友達関係が上手く行かないとき、お金がなくてお腹がすいたとき、

先生に怒られたとき、家族のことで心配事があるとき、将来に対して不安に思うとき、、、

には、彼らの表情はいつもと違います。そんなときに、そっと寄り添ってあげるのが、寄宿舎指導員の役目なんだと思います。



和田中学校の改革者であり前校長、藤原和博さんは、よのなか科などを立ち上げた人で有名ですが、

ある著書でこんな話をしていました。


「教育活動において、ナナメの関係が大切である」と。


ここでいうナナメとは、

親と子というタテの関係に対する、地域のお兄さんお姉さん、おじいちゃんおばあちゃんのこと。

教師と生徒というタテの関係に対する、他の人の存在、ここでいう寄宿舎指導員のこと。



「今」

という時を見逃して、その生徒を励ますことはできません。

「今」

しか励ませない、誰かが必ずいるのだと。


車を運転していて、右の景色ばかりをみていれば、左の景色は見逃してしまいます。

同じように、

「今」

という時間の過ごし方次第で、

自分が出会える‘景色’というものも変わってしまうのかと。


当時自分は、彼ら生徒を励ますこと、という景色をみることが一番の楽しみでした。


よく母が

「時間とお金は命。何に使うかでその価値は決まってしまうよ」

と言っていましたが、

まさにその時間もお金も実際に彼らにどんどん使っていきました。



そんな思いをもって取り組んでいた寄宿舎指導員。

もー卒業して1年が経とうとしています。


そんなことを考えていたら今日、5年前中2だった生徒からメールが。

色んな訳があって、退寮した生徒でした。

今は高校3年生。東大目指して校内でも1位の成績を修めているという優秀っぷり。

だけど、お母さんの体調を考慮し、地元の有名大学の特待生を目指して勉強中だとか。

そんな彼から、


「退寮する朝にもらった手紙にはいつも励まされてます


との一言を。


当時はほんとにナイスあばれっぷりな少年。

その当時、一緒にいた友人達も今や大学受験前。

みな大きく大きく見違えるように成長しています。


教育現場


って、強く深く関わった分だけ、

そんな人間同士の関わり合いから生まれる暖かいストーリーを体感できるんだなぁと改めて実感。


「あなたのあのときの一言が、あのときの手紙が、あのときの眼差しが、励ましが、自分の励みになりました」

と言われなくても、そんぐらい相手のことを考えて、動いて、尽くすことで

はじめて相手の心は動くのかなぁと。


ぶっちゃけ、5年前の事なんて忘れてました。

でも、“動いた”ことって結局帰ってくるんですね


どーしよー

もー無理だ

どうせ・・・だし


ってゆー、もー人間、どうせ人間はやめてきます◎