5年の節目
つい一週間ほど前まで、ブログを始めようなどとは考えもしていませんでした。
そんな私を突き動かしたのは、とあるチラシで見かけた、こんなコピーでした。
「35歳が若さの限界……」
間もなく36歳になるというこのタイミングで。
あまりの間の良さに爆笑しつつも、ちょっとだけぞっとしたり。
女性には、自分の行く末を考えるきっかけが何度か訪れます。
おおよそ5年ごとに。
最初は25歳。
大学出て社会人になった人は、充実感も味わう一方で、
もう自分は「若い女の子」ではなく
「若さが目減りし始めた女性」として見られることに気づきます。
かつて結婚適齢期は24歳なんて言われた時代もあって、
25歳というのは最初の焦りを感じる歳なわけです。
ちなみに壬子はこのとき、怪我で働けなくなって無職でした(笑)。
次が29歳。
この歳を経た女性には覚えがあると思いますが、
この年、同級生の結婚が爆発的に増え、ご祝儀貧乏になります。
30前になんとか! という「駆け込み結婚」です。
壬子は早生まれですが、同級生には71年生まれが多く、
この人たちが29歳になるのは2000年。
つまり、29と30の境が、20世紀と21世紀の境にもなるわけで、
「30になる前に」とは言わず
「21世紀は夫婦で迎えたくて」なんて言う人も多かったのでした。
ここで結婚できていれば次の節目は来ませんが、
結婚していない女性は翌年節目が来ます。
自分が駆け込みの一員になれなかったことで、
結婚に縁がないのだと軽く悟ります。
少なくとも、私はそう悟りました(笑)。
悟ってしまうと気持ちが自由になって、
次の5年は不思議と楽に過ごせるのです。
しかしそれは、35歳という魔の歳を迎える女性への、
ささやかなモラトリアムに過ぎなかったのです。
35歳。
ある広告によれば、若さの限界。
最近では羊水が腐るなんて言われたりもしました。
35歳になるとすっかり減価償却も終わり、
女性としての価値は地に落ちます。
自分がいくら頑張って内面や外面を磨いたとしても、
戸籍上の年齢が社会的価値を下げます。
そうした対外的なプレッシャーもあり、
25歳のときとは比べものにならないほどの焦りが生じます。
この1年の間に何もなければ、多分、結婚できない。
できたとしても、おそらく子どもは望めない。
そうしたら、きっと一生お一人様に違いない。
そうして迎えた36歳。
去年までの苦悩が嘘のように、また楽な気持ちになりました。
それを人は「あきらめの境地」と呼びます(笑)。
まあ、ここまで来ちゃえば、腹をくくるしかないものね。
そんなとき見かけたあのコピー。
若さの限界が来たのなら、あとは老後に向かう一方……というわけで、
このブログを始めました。