りばいばる⑧ 日本人クラームゾルフ in オランダ | 英語できない手に職もないパパ&村上家の5姉妹 オランダ移住物語

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2016年10月いきなりオランダ移住した一家の奮闘記第3章

2018年7月20日に投稿した記事のリバイバルです。


オランダでは出産後すぐ退院となる代わりに、クラームゾルフと呼ばれる産後ケア専門の看護師さんが退院後1週間きっちり自宅に通ってくれて、ケアしてくれるシステムです。


近所の助産院で日本人のクラームゾルフがいらっしゃることを教わり、せっかくなのでとその日本人クラームゾルフのその方に五女が生まれた後のケアをお願いすることにしました。

 

教えて頂いたのは我々が暮らすデルフトの隣、ロッテルダム在住の小出久美さんというオランダ在住歴26年2020年現在)のベテランクラームゾルフの女性でした。

 

生まれたてだった五女ももう2歳になりました。

 

出産数ヶ月前に一度家庭訪問に来てもらい、妻からいろいろヒアリングして頂いて、ついでに僕のおしゃべりにも付き合ってもらい、フィーリングはバッチリ。

 

「次会う時は生まれた後ね。」ということでしたが、一度空港から僕のドライバーサービスを利用して下さって、クラームゾルフという職業柄、長期休暇を取る際は約2ヶ月もの間、依頼をお断りしないといけないとか、その結果収入も途絶えてしまうというジレンマや苦労がある大変な職業であることや、クラームゾルフの地位が確立されているのは世界広しと言えどオランダだけだということなど、オランダで出産することで、知らないことだらけの頭に新しい知識を注入して頂きました。

 

五女が生まれた翌日、僕はデルフト市役所に出生届けを出すという重大な任務を仰せつかったのですが、言語に難ありなので小出さんの初日の出勤は僕の通訳サポートとして市役所に同行してもらうという始まりでした。

 

お蔭様で出生届けもスムーズに提出でき、それから1週間新生児のケアはもちろん、退院間もない妻と、ありがたいことにドライバーサービスの仕事がビッチリ入っていた僕の代わりに、小出さんには毎朝子供達を学校に送ってもらう係もお願いしました。

 

トラムなどの交通費やデルフトまでの出張費以外はクラームゾルフの業務内で処理して頂けるそうで、他にもお願いすれば洗濯や掃除、ご飯までも作ってくれ、産後の骨盤矯正整体(料金別)など、出産後の家族の頼もしい味方、正にスーパークラームゾルフ様様なのでした。

 

日本人だけに留まらず、その仕事ぶりからオランダ人はもちろん、移民外国人カップルからの依頼もよくあるそうで、日本食を作って欲しいが為に、二人目以降の出産の際も小出さんにオファーする外国人カップルが多いとか。

 

1週間だけのお付き合いでしたが、小出さんにお願いして本当に良かったと思いました。

その後もちょこちょこ交流させて頂いております。

 

オランダの病院にお勤めだった経験もあり、意識が戻らない老人の体を2人1組で湯船にもなるベッドで体を洗ってあげていた時に、ペアだったオランダ人看護師が「休憩の時間だから行こう」と言って来たので「この患者さんはどうするの?」と返すと「そのうち次の担当が来るだろうから、このまま布でも被せておけばいいわ。」と言われたそうで、「あり得ない!」と誘いを断り、「あなただけ休憩に行って来て。」と同僚を行かせた日の帰宅前、看護師長に呼び出され、誉められるのかと思いきや「休憩は絶対だから足並みを乱すな!」と怒られたそうで,それ以来「オランダの病院には入院してなるものか!」と心に誓ったというオランダ文化の日本との大きな概念の違いのエピソードなども聞かせてもらい、ドライバーサービスをご利用頂く日本からのお客様に時々エピソードとして披露させて頂いております(笑)

 

ちなみに僕はそんなオランダ概念は容認派なのですが、日本だと心でそうしたいと思っていても、体が拒否するよう教育されていますよね(笑)

当時と比べると自分自身もどんどんその考え方に染まって来ていて、大して驚きもしなくなって来ている今日この頃です(笑)

 

オランダには2018年7月現在、3名の日本人クラームゾルフの方達が存在しているそうです。

他にもドゥーラという産後ケアのお仕事もあるそうです。

 

ロッテルダム方面限定になってしまうかもしれませんが、オランダで出産される方がいらしたら小出さんという存在がいることは頼もしい限りだと思いますので、こちらでご紹介させて頂きます。

 

小出久美

産後の訪問看護・母乳育児コンサルタント・医療通訳

Kumi Koide / IBCLC Medisch tolk

06-3337-5575

seitaimama@gmail.com

http://ameblo.jp/seitaimama/