ギターのサウンドを語る時に文章化することの難しいさは計り知れません。

音の感覚や捉え方が人により違う様に文章からくる印象も人により変わるからその感覚を統一するのは難しいと思います。
また動画での表現でどこまで音の聴き分けが出来るかと言うと。。。それも限界が有ると思うのです。

やはりギターに触れて感じる感覚が一番的確なのだと思うのですが。。。頑張って文章にしてみます。

※この章でVTS 加工については以前説明したので割愛いたします。(見てない方は探してね。)

ここでは音を大きく三つの種類に分けます。
色々とご意見もあるとは思いますが。。。
実際に分割説明するともっと細かくなるので、判り易く感覚的に大まかに分けます。(その筋の方々御理解ください。)

1.弦を弾いた時に出てくる音・・・基音
2.弦を弾いた音の後に残る音・・・倍音
3.基音が無く倍音の残りの震える音・・残香(ほぼ無音に近い音)

1.は弾いた時の音です。
2.は1.の音が減衰して残る音でマイクに入りやすい音で聴き分けられます。
3.は2.の音が減衰して無音になる過程で出てくる音でその感覚はギターを抱えているか近くに居ないと感にく事が有ります。

※どう見ても同じ顔の2台

そして大前提として
Authentic のサウンドからの説明で有ることをご理解下さい。
そしてあくまでも個人の感覚と感想です。
人によりその感覚は違います。

VTS 加工
1.の基音
低音部分はよく伸び中音響の立ち上がりが早く高音部の減衰が早い。
2.の倍音
低音部分は押しの強い分倍音が重なって来るが中音域にかけて減衰が始まってもしっかり残る感覚が有り高音域については基音がなくなった更に後持ち上がる様に倍音が残る。
3.の残香
低音部分はボディに振動が心持ち残り中音から高音域にかけては倍音残りの独特のリヴァーブ感が感じられる。

否VTS 加工
1.の基音
低音部分はVTS 加工より少し早めに減衰し中音域はしっかりと出て残り高音域は心地よく緩やかに減衰する。
2.の倍音
低音部分はハミングしたかの様な倍音が残り中音域にもその影響を及ぼし高音域は基音と相まって留まり徐々に消えていく。
3.の残香
低音から中音域にかけて“ツーン”と言う感じの響きのリヴァーブ感が残り高音域の減衰とともに細かな響きが残ります。

いずれの個体も音の持続時間は大きくは変わらないと思います。

そして、集中していると音がドンドン同じ様に聴こえて来る感覚がありました。
そこで耳をリセットしたくて違うギターを手にしました。


※聴き分けした後に耳のリセットにGEを弾いたすぐ後の私。

この2本の聴き分けをした後に手にしたのは
D-18GE でした。

それを弾いた時に私は愕然としました。

参加された皆さん。。。同じ思いだったのではないでしょうか?

それは何故???

そこにはAuthenticならではのサウンドが隠されていました。