弾き比べ当日
私を含めて6人の参加がありました。
決して多くはありませんが頃よい人数でした。

人数が多ければマイクの出番もありかと思ったのですが。。。
この人数だと生音をみんなで囲んで確認し会える。

そう思いました。
そしてスタートすると。。。

すーさん(時代屋のマスター)
「音の違いなんて前田さんくらいのマニアやないと判れへんのちゃいます?」
確かにマニアな企画で否定出来ない。(笑
と、おっしゃる。
しかし、試奏会を始めると見る見るみんなの顔色が変わりすぐにその言葉は打ち消されました。

コードを弾いた時に感じる音
自身で感じる感覚もギターの前で聞いた時の感覚も明らかに違っていました。

囲まれて試奏するマグダス
用意したギターは他に
D-18 Authentic 1939 VTS 
D-18 Authentic 1940 CTM
D-18 GE SB

其々皆んなが弾いている内に共通認識が生まれる。
表現は其々違うが意図するところは同じでした。

当然ながら「どれもこれも“ええ音”してるやん❣️」
18と28 の違いは。。。
「18は軽やかやね。」
「18は音出しやすいね。」
「18はブライトでうたの邪魔せんね。」
等々
「28は音がガッンとハラくるわ。」
「あ〜28やわ」
「28は音の輪郭がハッキリしてるよね。」


そしてVTS と否VTS の違いは。。。
「VTS の方が振動がハラにくるわ。」
「VTS は弾きに行かんでも音が出る感じがする。」
「VTS はレスポンスと低音のミュートが気持ちええね。」
「否VTS の方が音がキラキラしてる。」
「否VTS の方が音がよく伸びて綺麗な感じ。」
「否VTS は全体的に音が飛び出していく感じがするね。」

等々
おそらく想定出来る答えが返って来ました。
そうなんですよね。

そこがおそらくこの仕様のギターのツボなのだと思います。

科学的研究や分析の結果を見なくても人の感覚は素直だと感じる時間でした。

では、何故そう感じたのか?
そして私が“ふにおちた”事とは?

それは次に書いていきたいと思います。