1930年 一台のギターが歴史を変えることになります。
1911年に登場した
000 モデルをベースとしてネックのジョイントを12フレットから14フレットにしたモデルの登場です。
この頃からの改革は様々
大きな音を必要とする用途が増えた為
1922年以降スチール弦に対応すべく内部構造の改良に加え1924年にはセラック塗装からニトロセルロースへの順次切り替えが行われます。
スチール弦とニトロセルロース塗装の標準化は1928年に完了します。
そして翌年のParry Bechte提案によるロングネック化のプロジェクト
14フレットジョイントは瞬く間にその扱いやすさと12フレットより輪郭のあるサウンドに加えそのスタイルの良さが受け入れられる事になるのです。
そして、数字でギターのサイズを示す形を取っていたMartin社に取ってアルファベットを冠した型番が登場することになります。
OM(オーケストラモデル)と言う型番でその材の違いでスタイル番号で表記されるスタイルになります。
下の写真は
OM-28 1930年製です。
これはとても見慣れたギターのスタイルかと思います。
でも今のOMモデルと違う所があります。
ブログ読んでいただいている方はピンときているかもしれませんね。
思い出してみてください。
そうです。
ヘッドのロゴ
1930年にはまだ無いのです。
今のヘッドはこんな感じです。
そして、
この次の年 1931年のヘッドです。
この3本を並べるだけでも
色々な違いが見えてきますね。
その違いがわかる人はかなりのマニアかもしれませんね。(笑