改めて金色のロゴを考えるに・・・

今やお馴染みになたデカールロゴ
60年間もの長きに渡りブランドネームを誇示してきたシンボルでもあります。

1994年に黒のアウトラインを無くしたのは原点回帰の意味も含まれていたのだと思います。

ブログのロゴの1
を思い出してください。

そこで載せた写真

画像1



これは
1932年〜1933年(1931年の途中からロゴが入る)
の短期間ではありますが
最初にヘッドを飾っていた“金”ロゴの実際の写真なのです。

ほんの1年〜2年の間だけです。
このロゴのある個体はとても貴重なのです。

1934年に金文字にアウトラインの入る
デカールロゴに取って代わります。


そこで上の写真と比べると

画像2

イメージとしては
少し全体的に太めに移行しているとは言え、当初のロゴに近いと思うのは私だけでしょうか?

この金文字の内側に黒のアウトラインが有ればいい感じになると思います。

そしてこの決断を1994年にしたのにはおそらく・・・。
Martin社にとって様々な方針転換が有ったと考えざるを得ない状況にあったと予想されるのです。

そして
最大の改革は
1934年の60年前に遡ります。
そこにはあの世界大恐慌(1929年)も大きく関わってきているのでしょう。

アメリカ発展の歴史の中で翻弄されていく世界経済。
未曾有の不景気に負けない政策で立ち直ろうとするアメリカ

その中で戦争に入る1942年までの間の12年
この間に現在の基本になるギターのスペックが決定されていくので有りました。