臨床では「首のこり」が、実はさまざまな症状の“鍵”となっているケースが数多くあります。
首は自律神経・神経走行・血流・姿勢と深く関係しているため、
首こりの治療で複数の症状を軽減することが出来ます。
今回は、首のこりが引き金となりやすい代表的な3つの症状をまとめます。
________________________________________
■1.手のしびれ ― 胸郭出口症候群との関連
手のしびれは頚椎症や手根管症候群を疑われやすい一方で、
実際には 胸郭出口症候群 によるケースが非常に多く見られます。
特に、
・斜角筋・小胸筋の過緊張
・肩甲帯の前方偏位
・猫背姿勢
がそろうと、神経・血管の圧迫が起こり、しびれが生じます。
首のこりを軽減させることで
「指先のしびれが軽くなった」
「腕の重だるさがスッと抜けた」
といった改善が得られることが多いのが特徴です。
________________________________________
■2.めまい ― 頚性めまいの可能性
めまいは内耳疾患のイメージが強いですが、
頚部の過緊張が原因となる 頚性めまい も臨床的に非常に多く見られます。
特徴としては、
・首こりが強い日にめまいが悪化
・頚部の回旋でふらつきが出る
・耳鳴り・難聴などの随伴症状が少ない
といった点が挙げられます。
肩上部・後頚部の緊張を緩和することで
「ふらつきが減った」
「頭がクリアになった」
といった反応が得られやすい症状です。
________________________________________
■3.うつ症状 ― 首のこりとの深い関係
うつ病・うつ状態の患者には、
強い首肩こりや胸郭の硬さを併発しているケースが非常に多く 見られます。
・斜角筋・頸板状筋・脊柱起立筋の過緊張(ガチガチに凝っている)
・局所治療で改善しにくい
・脊柱起立筋の硬結
これらがそろうと、うつ病・うつ状態のコリを疑います。
首のこりを改善するだけで
「睡眠が改善した」
「気持ちが軽くなった」
という変化が現れることも多く、身体面からのアプローチとして非常に重要です。
※もちろんうつ病は多因子疾患であるため、あくまでも補助的アプローチとしての位置づけです。
________________________________________
■11/27(木)AM7:00 YouTubeライブ
テーマ:誤診を防ぐ方法
臨床力を高めるうえで必須の内容です。
誤診は治療効果の低下だけでなく、症状増悪につながる可能性があります。
今回は 誤診を防ぐための鑑別ポイントと具体策 を詳しく解説します。
▼視聴はこちら
https://youtube.com/live/Ay2l8HfJBlA?feature=share
________________________________________
■YouTube配信中
臨床の現場で役立つ情報を日々発信しています。
ぜひチャンネル登録して、最新情報をお受け取りください。
鍼灸臨床チャンネル
▼チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/@%E4%BA%94%E6%9E%A2%E4%BC%9A%E9%8D%BC%E7%81%B8
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□