【第1回】鍼灸治療直後の変化を“見える化”して伝える
鍼灸治療の良さは、私たち鍼灸師にとっては「言うまでもないこと」です。しかし、患者さんにとってはどうでしょうか?
たとえ技術的に素晴らしい施術をしていても、それが“価値”として伝わっていなければ、患者さんはその意味を理解できません。

まず最初に伝えるべきは「鍼灸治療直後に起こる変化」です。
効果が“今ここで”実感できることは、患者さんにとって強い印象を残します。

具体的には以下のような変化を、客観的に、わかりやすく伝えましょう:
•脈診の変化:「脈が弱々しかったのが、力強くなりましたね」「早すぎた脈がちょうどよい速度に整ってきました」
•腹診の変化:「お腹の硬さが取れて、全体に柔らかく弾力性のあるお腹になってきました」
•関節可動域の改善:「肩の上がりが〇〇度改善し、上腕が耳につくようになっています」、「膝の動きが〇〇度改善し、踵がお尻につくようになりました」
•筋緊張の変化:「この辺りの張りが緩んでいますね」
•圧痛の変化:「ここを押しても痛みが減っているのが分かりますか?」

ポイントは、言葉と体感の両方で“ビフォー・アフター”を共有することです。
これにより、患者さんは「鍼って効くんだ」と“自分の身体で理解”してくれます。
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第2回では、「鍼灸治療を継続することの価値」についてお伝えします。
継続することで、身体がどう変わるのか? どんな未来が待っているのか? その伝え方を一緒に考えていきましょう。
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