最近思う事として疾患の合併症、病証の合併症、疾患と病証の合併症などが多いという事です。
40代以下では比較的少ないですが、50代以上では多く見られます。

具体的なケースとしては、パーキンソン病と脊柱管狭窄症、頚椎症性神経根症と胸郭出口症候群、更年期障害と脾虚証、瘀血証と脾虚証などです。

訴えている部位が両方の疾患と関連している場合はどちらが原因か分かりにくい場合もあります。
いずれにしても両方の治療を行う必要があります。

片方の疾患・病証のみを治療しても症状が改善しないか、軽度の改善しか得られず、両方行って始めて改善することもあります。

1つの疾患、1つの病証のみ鍼灸治療をしていて改善しない場合は、合併症、合併した病証を考える必要があると思います。