多くの鍼灸師と話をしてみると、うつ病などの精神疾患が苦手という人は結構多いようです。
実は私も免許を取って間もない頃~5年位は苦手でした。
相手のネガティブさに引きずられてしまうような感じになり、治療後非常に疲れてしまっていました。

現在は特別疲れる感じはないです。
精神疾患の人は正気が虚損し、邪気が強くなっていますので、その調整をすることが大切です。

精神疾患の方を診るポイントは3つあります。
1)エネルギー調整をする事。
正気を補い、邪気を取り除くことが基本となります。
2) 身体症状からアプローチする。
不眠・食欲不振といった症状を改善することにより、精神状態も改善することが多いです。
3) 性格と精神疾患が関連していると考えられる場合は心理学的アプローチ(認知行動療法など)が必要な場合もあります。