紛らわしい症状の10番目は「手の痛み」です。
手の痛みを起こす主な疾患として、腱鞘炎・関節リウマチ・変形性関節症が挙げられます。
腱鞘炎の場合はバネ指・アイヒホッフテスト陽性などで鑑別します。
変形性関節症と関節リウマチでは朝のこわばりの時間が違い、変形性関節症が5~10分程度なのに対し、関節リウマチでは1時間以上続きます。
更に血液検査を行うとはっきりします。
これらの症状が紛らわしいのは、腱鞘炎がある場合、手指の変形も合併しているケースがかなり多いことです。
また、関節リウマチでは腱鞘炎を合併していることもかなりあります。
実際、私の腱鞘炎の治療では、手指の関節の動きが治療のポイントとなっています。
しかし、関節リウマチの方は全身の状態に問題があり、脾虚証・腎虚証・痰飲・瘀血証などの治療が必要となります。
また、手指以外の関節にも問題がある事も少なくありません。
変形性関節症も脊椎・膝など他の関節にも問題がある事が多いと思います。
この様に手だけではなく、全身を診る事で鑑別が出来ると思います。
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