超高齢社会では老化に伴う疾患が増えています。
その中の1つにパーキンソン病があります。
パーキンソン病の有病率は1,000人に1人ですが、65才以上では100人に1人になります。
パーキンソン病は難病ですが、L-ドパが治療薬として開発されており、進行は比較的緩やかです。
それに対しパーキンソン病に似たパーキンソン症候群ではL-ドパを服用しても症状がほとんど改善しません。
また、急速に症状が悪化していくことも多いようです。
パーキンソン症候群には進行性核上性麻痺・多系統萎縮症・大脳基底核変性症などが含まれます。
最近治療した患者さんでは、パーキンソン症状が出現してまだ日が浅く、腰痛・膝関節痛を訴えて来院しました。
病院で薬を処方されるのが嫌で、ムクナ豆(L-ドパ含有)を服用していました。
鍼灸の反応は比較的良く、筋固縮は改善していました。
ある時から突然転倒するようになり、神経内科を受診しました。
L-ドパを処方されましたが全く効かなかったとのことです。
精査の結果、パーキンソン症候群(進行性核上性麻痺)の疑いが出ています。
現在鍼灸治療の方針を変えたところです。
この様に発症間もない時には軽症であっても急速に症状が進行する場合もありますので、パーキンソン症候群には要注意です。
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