今回は我々の健康と密接な関連のある腸内細菌がテーマです。
腸内細菌は約1,000種類あり腸内には100兆個住み着いているとされています。
ある疾患では特定の腸内細菌が多かったり、別の腸内細菌が少なくなっていたりするという事です。
大腸癌と関連している腸内細菌としては京都府立大学教授の内藤裕二先生によるとフソバクテリウムというものだそうです。
認知機能の低下と関連している腸内細菌としては、国立長寿医療研究センターの研究があります。
バクテロイデスという腸内細菌や、腸内細菌がつくる乳酸が少ないほど認知機能が低下している傾向にあるとのことです。
長寿と腸内細菌の関連としては、京都府京丹後市の研究があります。
京丹後市は100歳以上の人の割合が全国平均の3倍以上の地域です。
京丹後市の高齢者の腸内細菌では酪酸菌の割合が高いことが分かっています。
腸内の善玉菌の割合を増やす方法には、大きく分けて二通りあります。
1つめは生きた善玉菌である「プロバイオティクス」を直接摂取する方法です。
ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含むものです。
2つめは、腸内にもともと存在する善玉菌を増やす作用のある「プレバイオティクス」を摂取する方法です。
食品成分としてはオリゴ糖や食物繊維で、これらの成分は野菜類・果物類・豆類などに多く含まれています。
鍼灸の効果を高めるために、腸内細菌を整えることも治療の一環として考えても良いのではないでしょうか。