現在重症の疾患を幾つも併せ持つ患者さんを治療しています。
課題が多いものの、歩行障害が改善しているのでお伝えします。

◇脳性麻痺・頸部脊柱管狭窄症・腰部脊柱管狭窄症・小脳梗塞・側弯症を合併している症例
81才女性
1才の時に脳性麻痺に罹患し、それ以来手足の痙性麻痺・構音障害が続いています。
73才で小脳梗塞になり、失調歩行があります。
脳性麻痺により、側弯がひどい状態です。
その他股関節が硬い・扁平足・首下がりなども見られます。
主訴は腰痛・頚肩部痛・大腿部痛・歩行困難などです。

いったいどこから手をつけたら良いのか悩む症例です。
今まで色々なアプローチをしてきましたが、現在はとにかく脊柱のアライメントを改善し、側弯症を改善する治療を中心に行っています。
その他痛みの治療や股関節の可動域改善・扁平足・首下がりの治療も行っています。

側弯症は改善してきております。
歩幅は5cm程度が20cmまでになりました。
痛みは部位によりますが、軽減が見られています。
首下がりはまだ改善に至っていません。

この様な重篤で多症状の患者さんは治療方針を立てるのが難しく、評価も困難です。
歩幅・可動域などを測定や理学テストを行い、改善の目安としています。

弟さん夫婦がこの患者さんのケアをしているのですが、「とにかく車イスや寝たきりにならないで欲しい。」との要望です。
出来るだけ自立歩行が続けられるよう鍼灸治療を続けていただいています。
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