老化というと東洋医学的には「腎虚」という言葉がすぐに出てきます。

易疲労・性ホルモンの低下・骨粗鬆症などが相当します。

しかし、実際には老化は腎虚だけではなく、もっと複数の病証が合併しているケースが多いと思います。

 

高齢者におけるサルコペニアは筋肉量の減少・消化機能の低下による低栄養から起こるとされており、東洋医学的には「脾虚証」が相当すると考えられます。

 

動脈硬化・血液粘度の上昇も良く見られる状態ですが、「瘀血証」と関連すると考えられます。

 

最近の研究でアルツハイマー病の原因となるタウ蛋白・アミロイドβタンパクがどのように取り除かれるのか分かってきました。

タウ蛋白・アミロイドβタンパクは睡眠中に「グリンパティックシステム」によって取り除かれています。

「グリンパティックシステム」の働きは脳内の老廃物の除去です。

睡眠中に脳内のグリア細胞が収縮して水路を作り、脳脊髄液が還流して老廃物が取り除かれます。

睡眠時間が少なかったり、浅かったりするとこのシステムが十分に働かなくなるとのことです。

したがって不眠と密接な肝や心の病証も老化の治療に不可欠となると思います。

 

更に一人一人が持っている体質傾向と老化現象が合わさって症状が出ていると考えられます。

したがって老化に伴う疾患においてもオーダーメイド的治療は不可欠となると思います。

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