「とりあえず置鍼をする」という治療法を取っている鍼灸師は結構多いのではないでしょうか。
置鍼をすると以下のようなメリットが考えられます。
1.    何となく治療した感じがする。
2.    時間稼ぎになる。
3.    強い刺激ではないので患者さんに受け入れてもらいやすい。
4.    補瀉を考えないで済む。
5.    刺鍼周囲の血管を拡張させ、血流を改善しやすい。

しかしデメリットもあります。
1.    血管を拡張させると悪化する病態(片頭痛など)には向いていない。
2.    副交感神経優位状態を改善しにくい。
3.    清熱作用を期待している時に清涼感を出しにくい。
4.    補瀉を考えず、何となく治療をしてしまう癖がつく。

以上の事より極端なデメリットは常に発生するわけではないのですが、何となく治療をするという「こなす治療」になりがちです。
置鍼法のメリット・デメリットを考え、置鍼法にあった病証・病態なのか確認して治療していくことが重要だと思います。