鍼灸学校の教科書を見ると、舌診・脈診・腹診などが記載されていますが、背甲診についてはほとんど触れていないのではないでしょうか?
私個人の意見としては、背甲診は舌診・脈診・腹診と同等、もしくはそれ以上に重要と考えています。
なぜなら、背部の反応を診ることで、異常な臓腑がどこか分かり易いという事が挙げられます。
また、反応点をそのまま治療点として用いることも出来るので一石二鳥です。
腹診も分かり易いですが、そのまま治療点として用いることが出来ない場合も多いです。
したがって背甲診と腹診をあわせて診断し、背甲診で出現した反応点や手足の要穴を使って治療すると良いかと思います。
それに対して舌診・脈診は全体的な傾向、例えば気虚・痰飲・瘀血などは診断しやすいですが、どの臓腑に異常があるのかはある程度訓練が必要であり、誤診も生じやすいと思います。
明治~昭和初期に活躍された澤田健先生は、本よりも生きた身体の反応を診る事の重要性を説いていらっしゃったとのことです。
治療に行き詰った時にその事を良く思い出します。
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