うつ病と言うと特別な病気というイメージがありますが、生涯有病率は15%でさほど珍しい病気ではありません。
うつ病に対して現代医学の治療は抗うつ薬の処方がメインとなっておりますが、対症療法にすぎません。
認知行動療法も効果があるとエビデンスがありますが、実際にカウンセリングを行っているところは少ないのが実情です。
東洋医学的にはうつ病の人は基本的に腎虚証で、更に脾虚証・上衝・瘀血・気滞、
などが合併している場合も少なくありません。
その患者さんの証に合わせて治療に当たることが重要と考えています。

うつ病を治療する場合に症状を改善することが重要なのは言うまでもありませんが、それと同じくらい重要なことが幾つかあります。
1つ目は患者さんへの対応のし方です。
対応の仕方が良くないとむしろ悪化させてしまいます。
2つ目は薬についての知識です。
服用していた方が良く急に止めると状態が悪くなる薬と、止めた方が良い薬があります。
3つ目は認知行動療法についての知識です。
認知行動療法は抗うつ剤と同様の効果があるとのエビデンスがあります。
うつ病を発症した患者さんの中にはマイナス思考の方もいらっしゃいます。
そのような場合には認知行動療法を何らかの形で治療に取り入れていくことも良いと思っております。