今年度の全日本鍼灸学会は6/4~6/6までオンラインで行われました。

その中で大変印象的だったのは顔面神経麻痺の鍼灸治療です。


栢森良二先生(平成帝京大学理学療法科教授)は顔面神経麻痺に対し、平面電極通電療法を行うと後遺症(病的共同運動・顔面拘縮など)が出現し易いと以前から警鐘されておりました。

それに対し堀部豪先生(埼玉医科大学東洋医学科)は、稲中優子先生(東京女子医大)の研究(鍼通電法と置鍼法の比較)で治癒率・後遺症の出現率とも有意差が見られなかったという報告を取り上げました。

また、粕谷大智先生(東京大学リハビリテーション部鍼灸部門主任)は非同期通電療法(後遺症を予防すると期待されるおり、埼玉医科大学を中心に行われている。2台のパルス治療器を使い、上顔面筋と下顔面筋を別々に刺激する)を紹介されました。


今回圧巻だったのは栢森先生を演者として呼んで、最後に演者同士でディスカッションしたことです。

医師向けの顔面神経麻痺のガイドライン作成者である栢森先生が鍼灸に対して良い印象を持っていただいたことも特筆すべきことです。

今まで顔面神経麻痺に対し鍼通電をした方が良いのかしない方が良いのか迷っていた人には最高の企画でした。

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