新型コロナウィルスによる感染症を対象とした治療薬の開発が本格化して来ているようです。
主に3種の薬が注目されています。
1つ目はレムデシビルで、エボラ出血熱の治療薬としてギリアド社が開発を進めてきた抗ウイルス薬です。
米国立衛生研究所(NIH)は2020年2月25日、レムデシビルの治験を始めたと発表しました。
これまでの研究で、レムデシビルはウイルスのRNAポリメラーゼを阻害することなどが報告されてます。
NIHがアカゲザルを用いた研究で、MERS(中東呼吸器症候群)やコロナウイルス(MARS-CoV)の感染症に対する有効性を示唆する結果を得たと公表しています。
2つ目はHIV感染症に対する治療薬として承認されているカレトラです。
カレトラは、プロテアーゼ阻害剤のロピナビルと、シトクロムP450(CYP)の阻害を防ぐリトナビルとの合剤です。
in vitro(試験管内)や動物モデルで、中東呼吸器症候群(MERS)への有効性が示されています。
3つ目は2014年に日本で承認された抗インフルエンザウイルス薬アビガンです。
インフルエンザウイルスの遺伝子複製酵素であるRNAポリメラーゼを阻害することでウイルスの増殖を抑制します。
新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスと同じRNAウイルスであることから、効果を示す可能性があると期待されています。
ただし、動物実験で催奇形性が確認されているため、妊婦や妊娠している可能性がある人には使うことができないとのことです。
それ以外にも様々な研究が各国でなされているようです。
良い治療薬が見つかることを期待しています。
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