305回でお伝えしたように、高齢者の虚弱状態で要介護になる前段階であるフレイルの定義は1.体重減少、2.疲労感、3.活動量の低下、4.緩慢さ(歩行速度の低下)、5.虚弱(握力低下)の5つの項目について3つ以上当てはまるものです。

ブラジルの調査ではフレイルと認知機能低下(MMSEで評価)は有意に相関しているとのことです(384名の調査)。

また、韓国の調査では認知機能低下があるとフレイルが男性で1.81倍、女性で1.69倍起こり易いと報告しています(10,388人の調査)。

フレイルと認知機能障害の共通の因子としては、インスリン抵抗性・動脈硬化・脳白質病変・炎症などが挙げられています。

したがって糖尿病・動脈硬化の予防が重要と考えられます。

東洋医学的には脾虚証・腎虚証・瘀血証が関与しているのではないかと考えています。

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