セミナー中に良く質問される内容とその回答をお伝えします。
質問:患者さんから、どの治療法(手術・薬物療法・保存療法)を選択したら良いかどうか
相談されることがあります。どう対処したら良いでしょうか ?
回答:まず、その疾患の手術・薬物療法・保存療法についてそれぞれ調べます。
次に鍼灸単独で改善するかどうかを調べます。
保存療法には鍼灸以外にどんな方法があるのか、鍼灸治療と併用することで効果が改善するのかも調べます。
鍼灸に漢方薬を併用することで効果が高まるケースは少なくありません。
薬物療法の効果と副作用について調べます。
薬物療法では以前は効果が期待できなかった疾患に有効な治療法が開発されていることがあります(C型肝炎の治療など)。
薬物療法で重大な副作用がある場合はむしろ手術の方が良いこともあります。
手術では成功した時に期待できること・身体に対する侵襲度・リスクについて調べます。
手術法は日進月歩で進化しており、身体への侵襲度が低く、効果的な方法が開発されている場合もありますので、古い情報で判断することのない様にしたいものです(脳動脈瘤に対するカテーテル治療法など)。
これらを総合してどの治療法が良いのか考えていきます。
また脊柱管狭窄症の様に手術の時期が遅れると症状の改善が期待できなくなる場合もありますので注意が必要です。
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*五枢会治療セミナー
2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。
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