治療をする際に重要な要素として患者さんの体質傾向が虚証なのか実証なのかという事があります。


虚証の中でも超虚証の方は治療がかなり難しいです。


超虚証という定義は特にありませんが、以下のような特徴がある場合を私は超虚証としています。


1)買い物などで外出しただけでもグッタリする。


2)疲れると入浴することが出来なくなる。


3)食が細く、少しでも食べ過ぎると消化器症状が出現する。


4)風邪を引きやすく、なかなか治りにくい。


5)るいそうが著しい。


6)筋肉の弾力性が低下している。


超虚証の治療が難しい理由として以下の2点が挙げられます。


1)治療効果が出にくい


超虚証の方は予備力が低下しており、病気を治す力が弱いため 、なかなか良くなりにくいです。


2)ドーゼオーバー(刺激量過多)になり易い


超虚証に治療すると、治療後に強い疲労感が出現し易い傾向があります。


体力がある場合で治療効果が出にくい時は刺激量を大きくすることが効果が出ますが、超虚証の場合は無理です。


超虚証に対しては、良くなるまでに時間がかかることを説明し、自宅施灸をして頂いています。


脾虚証・腎虚証が合わさっており、瘀血証も合併している場合もあります。


場合によっては漢方薬の併用も必要であると考えています。


治療は弱刺激で施灸中心になることが多いです。


超虚証の方は多数の症状があり、全体的なコンディションが良くないですが、治療で体質が改善すればそれらの症状も改善し、劇的な変化をもたらす場合もあります。


そのためには治す力を高めていくことが鍵になります。


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