治療中に質問が多い患者さんがいらっしゃいます。
余りにも質問が多い場合、それに一々答えていると、治療に集中できなくなります。
質問の多さの根底には幾つかの要素が隠されています。
4つのパターンを紹介します。
1)質問することがコミュニケーションだと思っているタイプ
このタイプは特に問題がないと思います。
逆にこちらから質問をして、一方的な会話にならないよう心掛けると良いと思います。
2)質問することで治療者の力量を推し量ろうとするタイプ
「この先生はどの位の知識があるのか?」
「まさかろくに知識もないのに治療していないでしょうね?」などと思いながら
「このツボはどんな効果があるのですか?」
「〇〇という漢方薬を飲んでいるのですが、どう思いますか?」などと質問します。
慢性の疾患にかかっている患者さんの中には驚くほど自分の病気に関して勉強している方もいらっしゃいます。
対策としては、担当した患者さんの病気に関しては徹底的に調べておくことです。
薬・手術などの知識も必要になってくる場合があります。
3)東洋医学・鍼灸に興味を持っているタイプ
純粋に東洋医学・鍼灸について知りたいと思っている場合もあります。
健康に対する意識が高く、食事・運動などにも気を遣っていることが多いです。
自宅でできる健康法などをアドバイスすると喜ばれると思います。
4)不安傾向が強いタイプ
「この症状は治りますか?」
「良くなるのでしょうか?」などと質問されます。
一見治療者の力量を推し量ろうとするタイプに見えますが、そのタイプほど余裕がなく、不安感が強いことがうかがわれます。
このタイプの方には単に質問に答えるのではなく、安心していただけるように答えるのがコツです。
安心すると質問が少なくなっていきます。
質問の多さがどのタイプから来ているのか見極め、そのタイプに応じた対応することが重要だと思います。
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*五枢会治療セミナー
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