「扁鵲心書」の著者であり、南宋の時代に活躍した竇材(とうざい)は「灸を第一とせよ」、「扶陽を熟知せよ」と唱えました。
その根拠として加齢による老化現象は陽気の衰えによるものとし、陽気が尽きると死に至ると考えたからです。
竇材は特に脾腎の二臓を補う事を重んじました。
「人は脾を母とし、腎を根とする。」という考えによるものです。
脾を補う経穴として命関(食竇)を、腎を補う経穴として関元を使うとのことです。
私自身沢田流の影響で脾腎を補う治療を行なうことが多いので、竇材の鍼灸の考えは分かり易いと思います。
また、日本人には脾虚証が多いので、竇材の治療があっている人は多いと思います。
オーダーメイドの治療をする前に、レディメイドの治療として、竇材の治療はお勧めです。
ただし、実証タイプ・虚熱証タイプともこの治療は合わないと思います。
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